「ギャラ飲み」の“あっせん者”への監視が強化
「港区女子の界隈で、ギャラ飲みなどをあっせんするLINEグループがあります。私は、そのグループにヌードグラビアの募集を載せていたんです。《ヌード》《ギャラ○○円》といった文言が、利用停止された理由なんじゃないかと……」(Aさん)
東京都港区で富裕層に囲まれながら華やかな生活を送る若い女性たちは、「港区女子」とカテゴライズされている。彼女たちの多くは、1時間で数万円単位の謝礼を受け取る飲み会やパーティー、いわゆる「ギャラ飲み」に参加するが、その場をセッティングする“あっせん者”への監視が強化されているようなのだ。
「コロナ以前に比べて“垢バン”される人が増えました。ギャラ飲みが浸透したことで“垢バン対策”ができていないあっせん者が増えたからだと思います」
そう話すのは、自身もあっせん者の1人だと語るBさん。
「AIを用いた、自由に文字が入れられるスタンプや、スマホのメモ機能に打ち込んだテキストのスクリーンショットを貼るなど、AIの“抜け道”を探して、対策していますよ」(Bさん)
昨今は、LINEが事件や犯罪に巻き込まれるきっかけとなるケースも少なくない。 怪しげなアカウントを利用停止にすることで、未然に防げるトラブルもあるだろう。
こうした取り締まりの強化について、LINE広報室に問い合わせたところ、
《ユーザー被害や不正行為に対しては常に適切に対処を進めております。個別事象に関する回答は控えさせていただいております》
とのことだった。
ネット社会における安心と安全のため、国民ひとりひとりの意識が問われている。