2月下旬の平日昼間、千葉県北西部に位置する郊外の商店街に、広瀬すずの姿があった。この日は、彼女が主演を務めている放送中の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)の撮影が行われていた。
「広瀬さんが演じているのは、九州の田舎出身で独特のなまりが抜けない天真爛漫な女の子。お相手役は、King & Princeの永瀬廉さんで、作曲家を目指す青年という役どころ。数々のヒットドラマを生み出し“恋愛の神様”と呼ばれる北川悦吏子さんの脚本で、運命的な出会いを果たしたふたりの青春ラブストーリーです」(スポーツ紙記者)
なかなか縮まらないふたりの距離感が魅力の本作だが、エンディングも人気のひとつ。
「番組の終わりに流れる、すずさんと廉くんによる息ピッタリの動画が“夕暮れダンス”と呼ばれてSNSで話題になっているんです。しかも毎回、少しずつダンスが変化しているのも見逃せません」(インフルエンサー)
相性抜群のふたりのようだが、この日の撮影現場にいたのは広瀬のみ。少し早い春の暖かさを感じられる日差しの下で撮影がスタート。広瀬が商店街の中にある青果店に立ち寄ったシーンで、ちょっとしたアクシデントが起こり、撮影が中断してしまう。
「広瀬さんがエキストラの赤ちゃんを抱っこするシーンで、その赤ちゃんが泣き出してしまったんです。なかなか泣きやまず、いったん休憩に入っていました」(目撃していた近所の住民)
私の中の母性的なものがダダ漏れ
休憩中も一生懸命、赤ん坊をあやし続ける広瀬。声をかけたり、変顔をしてみせたり。10分以上は抱っこしたが泣きやまない。
「広瀬さんは大の子ども好きでも知られています。2019年に放送されて主演を務めた朝ドラの『なつぞら』では、母親役も演じており、その台本を読んだときは“私の中にある母性的なものがダダ漏れになりそうだった”と独特な表現で熱く語っていました。過去のインタビューでも“もし転職したら保育士さんになりたい”と言っています」(テレビ局関係者)
そんな広瀬の母性と情熱が赤ん坊にも通じたのか。
「見かねた女性スタッフが赤ちゃんの抱っこを替わり、スマホで音楽を流し始めたのですが、それが、赤ちゃんがすぐに泣きやむという『とんとんトマトちゃん』という曲でした。その音楽に合わせて広瀬さんが踊ってみせたら、赤ちゃんもやっと泣きやんで。それで、撮影が再開できたようです」(前出・住民)
カメラのまわっていないシーンでも、彼女の熱い演技と“神ダンス”が光っていた!