老後の備え

Q. 老後資金がちゃんと貯まるのは?

A. 先取り貯蓄をしている人 B. 節約だけをしている人

正解は……A
先取り貯蓄は必須!無理な節約は続かない

 貯蓄をするために自分の生活費を把握し、無駄を省くことは大切だ。

「しかし、単に節約だけして苦しい生活をすると反動で浪費に走ることも。長いスパンで考え、セカンドライフをどう暮らしたいのか、目標を立てることが先決です。それから先取り貯蓄を開始し、メリハリのある倹約生活を送っていただきたいですね」(水上さん、以下同)

Q. 銀行口座の数はいくつあればいい?

A. 2つを目安に
B. 1つあれば十分

正解は……A
生活費と貯蓄用の2つの口座に絞る

 銀行口座は「給与振り込み&生活費用」と「貯蓄用」の2つの口座を使い分けると、お金の管理がしやすい。

 休眠口座がたくさんあると今後、口座管理手数料がかかるケースが増えるので、口座の整理をしておこう。

「将来の子どもへの遺産相続のためにも、今から数を絞っておくといいですよ」

Q. 今からできる効率のよい老後資金の貯蓄法は?

A. すべて大手銀行の定期預金へ
B. 貯蓄の半分を投資に回す

正解は……B
手取り月収30万円なら貯金と投資に各3万円

 銀行口座は「給与振り込み&生活費用」と「貯蓄用」の2つの口座を使い分けると、お金の管理がしやすい。休眠口座がたくさんあると今後、口座管理手数料がかかるケースが増えるので、口座の整理をしておこう。

「将来の子どもへの遺産相続のためにも、今から数を絞っておくといいですよ」

Q. パート主婦の収入、老後を考えたとき 「106万円・130万円の壁」は維持すべき?

A. はい
B. いいえ

正解は……B
社会保険加入レベルの収入で年金アップを

 専業主婦には100万円(住民税が発生)、103万円(所得税が発生)、106万円・130万円(社会保険が発生)、150万円(配偶者特別控除満額から減少)、201万円(配偶者特別控除が受けられない)と、さまざまな「収入の壁」がある。

 特に注意すべきは106万円・130万円の壁。社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険)への加入が必要になるため、手取り金額は減少。社会保険の壁が106万円か130万円かは勤務先の規模でも異なる。

「150万円の壁では、配偶者特別控除の満額38万円から少しずつ控除額は減額しますが、老後を考えると年金が増える、傷病手当金がもらえるなどのメリットが大きいのです」