3月下旬の朝7時過ぎ、東京・恵比寿の駅前の喫茶店に伊藤沙莉の姿があった。
「ドラマの撮影です。この日は伊藤さんのほかに、中島健人さん、笠松将さんの姿も。ほかの日には織田裕二さん、勝村政信さんといったベテランの役者さんたちが集まるシーンも撮っていました」(喫茶店の店員)
このメンバーが出演するドラマはどんな内容なのか。
「7月クールにテレビ朝日系で放送予定の“リーガル”ドラマです。タイトルは『執行官と私 with DOG』だと聞いています。火曜夜9時枠の放送で、伊藤さんは民放ゴールデン帯の連ドラで初主演となります。テレ朝のドラマに初出演となる織田裕二さんは“トメ”の扱い。エンドロールで最後に名前が表記されるポジションです」(テレビ誌ライター)
伊藤沙莉が感じた座長としての重圧
撮影のあったこの日は朝から強めの雨が降り、気温が上がらない。
「中島さんは店に入っていくシーンを何度も撮影していました。ときおり笑顔でスタッフと話して、寒さを感じさせない余裕の表情も浮かべていました。笠松さんは待機時間にはコーヒーを片手に、かなりリラックスしているように見えました」(現場に居合わせた女性)
一方で主演の伊藤の様子はというと……?
「伊藤さんは厚手のベンチコートを着ていても寒いようで、険しい顔をしながら何度も手に息を吹きかけて温めていました。和やかな様子の中島さんや笠松さんとは対照的な雰囲気でしたね」(前出・女性)
やはり“座長”としての重圧を感じているのだろうか。
「9歳でデビューし、芸歴20年ほどの伊藤さん。最近ではドラマ『ミステリと言う勿れ』や映画『ちょっと思い出しただけ』などの作品でヒロイン役も演じるようになりましたが、織田裕二さんがいる中での主演はやはりプレッシャーもあるのではないでしょうか。さらに伊藤さんは、'24年放送予定のNHK朝ドラ『虎に翼』でヒロインを務めることが決まっています。これはオーディションではなく、NHK側からのご指名だったそうですよ」(テレビ局関係者)
責任重大だが、伊藤はとある女優を“鑑”としているようで……。
「小学生役として出演していた'05年に日本テレビ系で放送された『女王の教室』で主演を務めた天海祐希さんが“憧れの座長”だと言っています。最近のブレイクで“真ん中に立つ人の苦悩や葛藤がわかるようになってきた。もっと周りを見渡せるようにならなきゃ”とも話しており、強い意気込みが伝わってきます」(前出・テレビ誌ライター)
その気持ちがあれば、最強のヒロインになれるはず!