1か月のサイクルで冷蔵庫を空にする!
貯まる冷蔵庫にチェンジするには、まず冷蔵庫の役割自体を捉え直すことが必要だ。
「冷蔵庫は『常時食べ物を保存するところ』『いつか食べるものを入れておくところ』だと思っていましたが、そうではなく、『1か月分の食材を保存するところ』だと考えると意識が変わります」
ひと月の食費はその月内に使い切るもの。同様に考えれば、ひと月分の食材も使い切り、最後は冷蔵庫の中がスカスカになるのが正解。
つまり、残っているものは“余計だった”ということになる。
「使い切れる量って思っているより少ない。食べ切れるかを意識して管理すると、だんだん適量がわかってきます」
また、使い切るためには、「自分が使いやすい食材」のみに絞り、「使いやすい状態」で保存することも大切。
「例えば賞味期限切れになってしまった食材があったら、それは活用しにくいということ。それを省いていくだけでもスッキリします。
また、置き方や保存方法にも工夫が必要。すぐ食べないといけないものは、目につきやすい場所に置くといいですよ」
そもそも入っている量が少なくなればそれだけで見通しはよくなる。さらに置き方、入れ方を工夫すれば、より使い残しは少なくなるだろう。
とどめは月末に買い物をしないという海老原流のルールだ。予算上はもちろん、使い切りにも効果テキメン。
「残っている材料と乾物を使うと、料理の腕も上がります。最後、空っぽになった冷蔵庫をきれいに拭いて達成感を味わうのが最高です」
食費は3分の1になり、年間100万円の貯金もできるようになったという貯まる冷蔵庫、ぜひまねしてほしい。
冷凍室フル活用で食材を1か月で使い切る!
給料日直後は満タンの冷凍室も、約1か月後の給料日直前にはこのようにしっかり使いつつ、在庫管理を徹底。
「ちょっとずつ食材を残しておくと、『食べるものがない』とならず、気持ち的にも安心しますし、意外といろんな料理が作れます」(海老原さん)