大谷翔平はエンジェルだったんだな

大谷翔平(エンゼルスのインスタグラムより)
大谷翔平(エンゼルスのインスタグラムより)
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 2017年シーズン終了後、大谷がロサンゼルス・エンゼルスへの移籍が決まった際に移籍先チーム名と掛け合わせての発言。過去にはネタ扱いされたこの言葉も今ではネットで「翔平マジ天使でしたわ」などとWBCでの大活躍によって肯定されるコメントが多い。

 ちなみに「翔平はエンジェルだったんだな」に続く栗山監督の言葉は「野球って面白いんだっていうのを、みんなに伝える天使だったんだよ」と愛ある発言でMLB挑戦を後押ししている。

選手一人ひとりを愛すること。それしか考えてません

 最後に取り上げる栗山語録は、大谷をMLB挑戦に送り出した2017年2月のこと。それまでの監督5年間で2度のリーグ優勝を果たし、さらに大谷の育成も成功させた栗山監督が「リーダーシップについて」インタビューに応じた際の発言だ。

 栗山監督は記者から「選手のモチベーションを高めるために、もっとも大切にしていること」を問われると、この言葉を発言。

親が子になにをしてあげられるかという気持ちに近いのかな。選手をどれだけ愛してあげられるかだと思うんです。」としており、いかに選手のことに寄り添って育成しているのかが窺える。家族同様に接し、愛することで選手の力を底上げする栗山監督の育成力を表す真骨頂と言えるエピソードだ。

 独特の言い回しから放たれる選手への愛が溢れる言葉や、選手を信じ抜く振る舞いは以前から讃えられ、侍ジャパン優勝決定から日を追っても、高い関心度をキープしている。約3年半前に出版している栗山監督の著書『栗山ノート』は、時を超えて増刷が決定しており、その人気は本物だ。しばらくは野球の現場を離れる模様だが、今後も“究極のモチベーター”である栗山英樹監督の言葉から目が離せない。