第85回 鈴木奈々
タレント・鈴木奈々が4月18日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、一般男性と2年前に離婚していたことを発表しました。離婚そのものよりも、鈴木奈々を久しぶりに見た気がしたのですが、今回は「一般人の夫」という存在を考えてみたいと思います。
一般人ではあるが、プロフィールが一般的ではない
女性芸能人が“一般男性”と結婚することはありますが、詳しく聞いてみると、確かに一般人ではありますが、プロフィールが一般的な人ではないなと思わされることがよくあります。女優・観月ありさの夫の青山光司氏は芸能人ではないという意味では一般人ですが、建設関連会社社長で、年商150億円とも言われています。成功した実業家と女優という組み合わせは、洋の東西を問わず、よくある組み合わせです。元フジテレビ・中野美奈子アナ、元テレビ朝日・竹内由恵アナのように、夫がお医者さんというカップルもいます。妻が人気芸能人であることは男性にとってはステイタスでしょうし、浮き沈みの激しい芸能界で働く女性にとって、経済的に安定している男性は魅力的でしょうから、お互いに自分の持つ強みやメリットを与え合っていると言えるでしょう。
しかし、時代と共に、男女の価値観や出会う方法は変わってきています。お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーは6歳年下の一般男性と結婚しますが、出会いのきっかけは彼がバービーに「一緒にお酒を飲みにいきたい」とダイレクトメッセージを送ったこと。一度も会ったことがない人気芸能人を誘うなんてハートが強いと私は思うのですが、デジタルネイティブの若者たちにとって、友達も芸能人もあまり変わりはないのかもしれません。バービーの夫は一般人ということもあって顔出しはしていませんが、インスタグラムにはバービーとほとんど裸で抱き合った写真を投稿するなど、「見られる」ことがお嫌いではない様子。
現在は、講談社が刊行するワンテーママガジン「FRAU」において、「僕の妻は女芸人」を連載しています。夫妻は妊活中であることを公表していますが、夫婦で「赤ちゃんが欲しい メンズ妊活まるっと一冊」(主婦の友社)の表紙を飾るなど、もはや一般人ではないような気がしますし、バービーも夫の活動を応援しているのでしょう。