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ー パチンコ好きを公言する藤田ニコルの方が適任?

 

 4月21日から柴咲コウが出演する『KIBUN PACHI -PACHI委員会』のテレビCMがスタートし、話題を集めている。

「同委員会はパチンコメーカー37社で構成される日本遊技機工業組合が発足したもので、ホールやメーカー、そのほか全ててのパチンコ業界関連団体が参加して行う初めてのイメージアップ施策です。たび重なる規制によりファン離れが進む業界の救世主として期待されているスマパチスマスロがデビューしたタイミングとあり、かなり気合いが入っていますね」(パチスロライター)

パチンコ好きを公言する藤田ニコルの方が適任?

 大河ドラマの主演も務めた彼女がパチンコ業界のイメージキャラクターに就任したことで、SNS上ではさまざまな声があがっている。

《パチンコのイメージはあまり良くないから、プラスになって欲しいと思います》

 と、業界のイメージアップに期待するものから、

柴咲コウがイメージキャラクターを務めるKIBUNPACHI-PACHI委員会グラフィック広告
柴咲コウがイメージキャラクターを務めるKIBUNPACHI-PACHI委員会グラフィック広告

柴咲コウさんのパチンコのCM見る度、会社の経営って大変だなあって思う》
柴咲コウって仕事ないのかな? パチンコのCM出るって女優としてはイタイと思うんだが…独立したから金回りに困ってんだろう。可哀想》

 と、大手芸能プロダクションから独立をしたことで仕事に困っているのでは……と心配する声もあったが、広告代理店関係者はこう語る。

「かつてJRA(日本中央競馬会)以外の公営ギャンブルやパチンコ、パチスロ関連の仕事は旬が過ぎたタレントがやるものというイメージが強かった。しかしボートレースは渡辺直美さんや田中圭さんなど人気のタレントをCMに起用。若い世代のファンも増えたことで2022年度の売り上げは2兆4142億円を記録し、過去最高額を更新しました。

 競輪もmixiなどIT企業が続々参入。サイバーエージェントが運営する『WINTICKET』はオダギリジョーさんと窪塚洋介さんを広告に起用するなど、イメージアップに成功しています。ギャンブル系の仕事はギャラの単価も高いとあり、今では大手芸能プロも積極的に“取りにいく”仕事になっていますよ」

 一流俳優の柴咲がイメージキャラクターに就任したことで、パチンコユーザーや関係者からは歓迎されているかと思いきや、意外にも評判はイマイチだ。

「まずどこの層を狙っているかわからないですね。公言していないだけで柴咲さん本人がパチンコファンという可能性はありますが、パチンコを打つイメージがまったくないので“楽しんでる?”というキャッチフレーズにまったく説得力がない。番組や雑誌などでパチンコ愛を語っている藤田ニコルさんの方が適任だったのでは」(パチンコ歴20年の女性)

まるで高級ブランドのようなポスターで柴咲さんが身につけているアクセサリーはよく見るとパチンコ玉など、ツッコミどころだらけ(笑)。パチンコを打つイメージがなさすぎて、展示してあるポスターのモデルが柴咲さんだと気づいていないお客さんも多いですね。高いギャラを払ってまで起用した効果があるとは思えません」(ホール関係者)

 コロナ禍で大打撃を受けたパチンコ業界だけに、一流俳優の起用がプラスになるといいが……。