執筆中に参考にした「コメント機能」
意外にも『悪魔はそこに居る』に関して「設定を作り込んだという意識はなかった」と、清水さんは明かす。
「昔から妄想することが好きだったので、頭の中で勝手に登場人物を作ってオリジナルドラマを繰り広げたりしていました。今はそういったアイデアを思いつくと、スマホにすかさずメモするようにしていますね。
『悪魔はそこに居る』はざっくりとした起承転結を考えていたくらいで、細かいところまで設定を作っていたわけではありませんでした。当時は韓国ドラマにハマっていて、ドロドロ系の物語を書きたいとは思っていましたけど(笑)。ただ、メインキャストの女の子2人だけはキャラが強烈だったので、そこだけはブレないように意識していました」
最初は手探りの状態だったものの、最後まで書き上げられたのは「エブリスタだったから」だという。
「ページごとに読者さんがコメントできる機能があるのですが、雰囲気が優しいですし、小説を書くモチベーションにも繋がりました。手軽に始められますし、無理だったら途中で消せばいいですし、心が傷つくことはなかったです(笑)。
読者さんからのコメントの反応を見て、書き直したことは何度もあります。例えば『このキャラクターはこんな行動はとらないのでは』というコメントがあって、自分が『確かにそうかもしれない』と思えば書き直しますし、納得できないならそのままでいいですし、私にとってコメント機能はとてもありがたいものでした」
最後に、これから初めて小説を書こうと考えている方々へ。
「繰り返しになってしまいますが、やはり毎日だったり、難しければ週に何回更新すると決めて、投稿を続けることが大切だと思います。最近は、男女が交際に至るまでの恋愛ストーリーというよりは結婚して夫婦になってからのお話が流行っているので、そういったジャンルを意識されるのもいいのかなと。まずは作品に興味を持ってもらうことも重要なので、タイトルはたくさん悩んで自分が納得できるタイトルにできるといいかもしれませんね」
誰もが気軽に小説作品を投稿できる「エブリスタ」。ぜひあなただけの物語をお寄せください!
『週刊女性「大人の恋愛」マンガ原作大賞』
【溺愛恋愛&ドロドロ恋愛長編賞】(8万文字以上の作品。未完結も可)
【人間関係をテーマにした短編賞】(5千文字以上3万文字以下の作品)
応募期間 2023年5月1日〜7月31日
中間発表 2023年10月予定
最終結果発表 2023年11月予定