目次
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ー 80年代の女の子カルチャーを詰め込んだガーリーアイテム
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ー 思い出し体験はまさに癒し
「あったあった」「これ、持ってた」刺さりすぎて泣ける'80sガーリー(左上から時計回りに)下敷き・かきかた鉛筆(三菱鉛筆)、スイート・キャンディー(C)株式会社吉德、モーモー(C)OIKE、カッパのキューキュー(C)SEKIGUCHI、ペンケース(三菱鉛筆)、腕時計(Q&Q)
「あったあった」「これ、持ってた」刺さりすぎて泣ける'80sガーリー(左上から時計回りに)下敷き・かきかた鉛筆(三菱鉛筆)、スイート・キャンディー(C)株式会社吉德、モーモー(C)OIKE、カッパのキューキュー(C)SEKIGUCHI、ペンケース(三菱鉛筆)、腕時計(Q&Q)
【写真】な、懐かしい…!80年代世代に刺さりまくるガーリーアイテムの数々

 な、懐かしい……!! '80年代の女の子カルチャーを詰め込んだ『ゆかしなもんの'80sガーリーカルチャーガイド』が5月中旬、発売された。そう、私たちが少女だったころ“ファンシーショップ”は心ときめく場所だった。友達と出かけたり、誕生日会のプレゼントを買いに行ったり……。ひと目で心がタイムトリップしてしまう。

80年代の女の子カルチャーを詰め込んだガーリーアイテム

狙いどおりです(笑)」とは、著者のゆかしなもんさん。膨大な'80sガーリーアイテムを所有し、'10年よりブログやSNSなどで発信している。

「アラフィフの私は'80年代、そのカルチャーにどっぷりつかって生きてきましたが、大人になってそれを忘れ、社会の中で無我夢中に働いて。当時のグッズはほとんど捨ててしまっていたんですが、あるときレトロ市で少女漫画の付録やおもちゃを見かけて。

 さらに、実家に帰ったときに当時のファンシーグッズの残りを見つけたりして。“やだこれ、すっごい可愛かったよね!!”って気づいて、また集め始めたんです」(ゆかしなもんさん、以下同)

 ふと見渡してみれば、ファミコンやキン消しなど“男の子文化”を発信する人はたくさんいても、“女の子文化”はほとんど紹介されていない。

下敷き・かきかた鉛筆(三菱鉛筆)ファンシーグッズだけでなく、おもちゃや洋服、絵本などが展開されるほど支持された。「実は'18年に版権を管理する会社ができ、新たなグッズも販売されたんですよ」
下敷き・かきかた鉛筆(三菱鉛筆)ファンシーグッズだけでなく、おもちゃや洋服、絵本などが展開されるほど支持された。「実は'18年に版権を管理する会社ができ、新たなグッズも販売されたんですよ」

「“これを後世に伝えねば!!”という変な使命感が勝手に湧いてきて(笑)。今って趣味や文化がバラバラで多様化していますが、当時は“このキャラが流行ってる”とか、みんな共通でしたよね。育った場所は全然違うのに『りぼん』や『なかよし』の話で盛り上がれたり。それは、私たちの世代のひとつの特徴だと思います」

 ゆかしなもんさんの約13年の活動の中で、SNSも盛んに。このムーブメントは徐々に高まっていった。