1か月に使うのは1万円程度
(3)他のスポーツも万能説
身長193センチ、体重95キロという堂々たる体格で足も速い。他のスポーツをやっていても大活躍したのではという説がある。
「野球一筋に思われることもありますが、幼少期にはバドミントンと水泳もやっていました。バドミントンは国体に出場したこともある母親の加代子さんの影響で、スマッシュも速く、かなりうまかったそうです。水泳は幼稚園の年長からスクールに通い始め、小学4年生のときには6年生と同じコースで泳いでいました。また、花巻東高ではもちろん野球部でしたが、水泳が投手の練習の一環としてあり、大谷選手の泳ぎを見た水泳部のコーチが“オリンピックを目指せる”と言うほど速かったようです」
大谷の身体能力はアメリカの他競技の関係者からも注目されている。
「'21年にはプロアメリカンフットボールリーグ・NFLの公式サイトで大谷の特集記事が公開。歴代の名選手に例えたり、アメフトをやっていたらどのポジションだったかなどを考察したうえで、“天文学的な価値”としていました」(前出・現地メディア関係者)
そんな大谷に苦手なスポーツはあるのか。
「サッカーが苦手と話していたことがありました。ですが、エンゼルスのウォーミングアップで、サッカーボールを使ったメニューがあり、そこで大谷選手は華麗なリフティングを披露したことも。その映像を見た元サッカー日本代表の橋本英郎さんがツイッターで《大谷選手、サッカーまで上手いんか。。笑》と称賛する投稿をしていました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
やはり大谷はスポーツ万能のようだ。
(4)怒られたことがない説
“完璧人間”である大谷は親や教師に怒られたことがあるのだろうか。
「小さいころは両親から怒られなかったようです。7歳上の兄と2歳違いの姉のいる末っ子で、可愛がられながら育ったみたいです。また、兄や姉が怒られているのを見て、同じことはしなかったりと、周りを見て何かを感じ取ることがうまかったそう。大谷選手自身も“怒られたことはほとんどなかったと思います”と話していました」
ところが、野球となると事情が違ってくる。
「大谷選手にとって、父の徹さんは、小学生のときのリトルリーグでは監督、中学時代のシニアリーグではコーチと常に指導者でした。“グラウンドでは怒られた”と大谷選手も話すように厳しい指導を受けていました」
野球の名門・花巻東高でも厳しい指導は続いた。
「大谷選手は1年生からスタメンで出場していましたが、夏の県大会で一塁まで全力疾走をしなかったことに、佐々木洋監督が激怒。他にも、寝坊で練習に遅れた罰として雪かきをさせられていました。大谷選手も高校時代について“何度も怒られました”と振り返っていましたね」
要領よく幼少期を過ごしたものの、グラウンドでは同様にはいかなかったようだ。
(5)プライベートでお金を使わない説
大谷の今季の年俸は約43億円。シーズンが終わりFAとなれば、8年総額6億ドル(約860億円)の契約を結ぶ可能性もあると予想されているが、あまりお金に興味はないように見える。
「プロ入りしてからもお金の管理は両親がしていて、月10万円をお小遣いとしてもらっていました。物欲がなく、寮生活で栗山英樹監督の方針によって外出も許可制だったため、1か月に使うのは1万円程度。プロ入りから2年間でお小遣いから200万円ほど貯金したそうです」
アメリカに行っても金銭感覚は変わらないようだ。
「服や車、時計はスポンサーから提供されたものです。家も家賃50万円ですが、年俸を考えると安いです。大谷選手も“お金はたまっていく一方”と言っているので、大金を手にしてもほとんど使っていないんだと思います」(前出・現地メディア関係者、以下同)
一方でお金を使っているところもある。
「お世話になった人には出し惜しみしません。水原通訳には新婚旅行をプレゼントしたり、'21年にホームランダービーで獲得した15万ドル(約2100万円)をすべてトレーナーや広報など、チームスタッフ30人に小切手で渡していました」
お金の使い方まで粋なのが大谷流だ。