「声を出しすぎてかれるかと思った」というくらいのテンションで初めてのホストに 撮影/渡邉智裕
「声を出しすぎてかれるかと思った」というくらいのテンションで初めてのホストに 撮影/渡邉智裕
【写真】アイドル的人気を誇ったデビュー当時の羽賀

 もともと、あまりお酒を飲まないという羽賀。そんな彼が経験した、ホスト初日の成績は?

「6~7組ほど接客させていただきました。いつもお酒は2~3杯をちびちび飲むくらいなんですが、初日にはシャンパンを2本飲みました。この仕事をやると知った友達などは、僕が遊びのような感覚でやっているように見えるのか“ピッタリね”なんて言う人もいました

少しずつでも信用を取り戻していきたい

 今回、ホストの仕事をオファーされて受けると決めたとき、友人たちや周囲からさまざまな声が飛んできたという。

“え? やめたほうがいいよ”と言う人もいて、もう賛否両論でした。否定的な人からすると“なんでそんな自虐的なことするの?”と。確かに、そう見える人にはそうなんだろうなって。

 でも、今の僕には十分すぎるくらいのありがたいお仕事だと思ったんです。売れっ子芸能人でもない、こんな僕にオファーをいただけるなんてね。こうやって注目される場で一生懸命やって、少しずつでも人からの信用を取り戻していきたいんです」

 芸能界に戻らなくても食べていける道、自身が起こした会社での仕事もある。しかしやはり芸能界への“未練”もぬぐい切れない─。

「一生懸命、いただいた仕事に向き合っていけば、これまでについた僕のイメージも変わってくると思っているんです。今回もホストという仕事ですが、一緒に働いた人たちから“羽賀研二って、すごく仕事熱心だったよ。イメージと違っていたよね”とか思っていただければ。

 ちょっとずつでもクチコミで広がるでしょ? 悪いことはすぐに広がるけど、いいことだって一生懸命やっていれば周囲に伝わると思っています。そういったことの積み重ねが大事なんだなって」

 そんな彼を応援するファンも、彼がお店に立った初日に来てくれたという。

僕を指名してくれたお客さまに、年齢を聞いちゃったんです。本当は聞いてはいけないタブーな質問なんですけど、ついね……。そうしたら25歳だと。僕のこと、知らないでしょ?と聞いたら“知ってます。私、アニメが好きで羽賀さんが声を当てている『アラジン』が大好きなんです”って