それだけにリーグ戦を戦う各チームの監督が「選手がけがをしないこと」を願うのは当然のこと。それを代弁してみせた中嶋監督だが、2022年のオールスターゲームでの選手起用に疑問も投げかけられている。チームを率いたのは同監督だ。
《中嶋聡監督さん問題提起するのは全然いいんだけどさ、だったらオールスターでリリーフ連投はさせないでね》
《これは同意だけど、じゃあなんで他球団のリリーバーは連投させたのよって。まあ、去年それやったから感じたのかもしれないけど。》
ライバル球団のリリーフ投手だけ酷使
2022年7月26日、27日に開催されたオールスターゲーム。パ・リーグから選ばれた15人の投手を継投起用して、2戦とも僅差で勝利を収めた同監督。
その継投リレーで『埼玉西武ライオンズ』の本田圭佑投手、『千葉ロッテマリーンズ』の益田直也投手と小野郁投手、『福岡ソフトバンクホークス』のリバン・モイネロ投手、そして『東北楽天ゴールデンイーグルス』の松井裕樹投手が2戦連続で出場することに。
「15人の投手の負担を減らすべく1イニングずつ投げさせたのですが、2戦目の最終回にはモイネロ、松井、益田がワンナウトずつ投げる継投策。片や自軍の山本と山岡泰輔は1試合で1回だけの登板と、他球団ファンにしてにればライバル球団のリリーフ陣だけを酷使したように映ってしまった。
そんな昨年の“贔屓”起用があっただけに、試合日程への苦言も“オリックスの選手だけを守るために、オリックスを優勝させるために言っている”のではないか、他球団ファンは恨み節の一つも言いたくなったのでしょう(苦笑)」(前出・スポーツライター)
そんな批判も耳に届いているのかもしれない。今年のオール・パの投手15人のうち、山本選手のプラスワン投票はイレギュラーだったのかもしれないが、オリックス投手から最多の4人が選出されている。
中嶋監督の「選手ファースト」の起用に期待したい!