突然死を予防する鉄則

・できるだけアルコールは控える

 暑い日こそビールでのどを潤したい、と考える人も多いだろう。ただアルコールには強い利尿作用があり、さらに脱水が進んでしまうなんてことも。理想をいえば、お酒全般を控えるべきだが、飲むならばせめて水と一緒にとること。

・食事のときにも水分をとる

 水を飲みながらの食事は、消化に悪いという意見も聞くが、新陳代謝をよくするほか、血液中の老廃物を流す効果があるとされている。ただし、水分で食べ物を流し込むのは、消化にも悪いので、よく噛んで食べること。

・塩分は基本的に控えめに

 汗で塩分も排出される分、冬ほどきつく制限する必要はないが、突然死の要因となる高血圧を予防する上でも、控えておきたいところ。みそ汁には昆布やかつお節からひいただしを使うほか、野菜をたっぷり入れると汁の量も減るので、減塩にもgood!

・野菜を積極的にとる

 カリウムが血圧を下げたり、ビタミンが動脈硬化を抑制したり、野菜に含まれる栄養素は、生活習慣病の予防や進行の抑制に効果的。ただし、サラダにかけるドレッシングは塩分や油分のとりすぎにつながるので、かけすぎは禁物。

・血栓予防には納豆

 血栓を溶かしたり、血圧を下げたりするナットウキナーゼが含まれているため、基本的にはおすすめの食材。ただし、納豆に含まれるビタミンKと抗血栓薬の相性は悪く、逆に血栓ができてしまうこともあるので、薬を飲んでいるなら医師と相談して。

・マーガリンよりバター

 心疾患を発症しやすくするとして、アメリカやヨーロッパでは禁止されているトランス脂肪酸。マーガリンのほかには、多くのパンやお菓子に使われているショートニングやマヨネーズにも含まれているので気をつけて。