夏の入浴時の注意点は
・入浴はぬるめで短時間
疲労を回復させたり、緊張をほぐしたりするうえでも入浴は効果的。ただ、脱水による血栓の発生と血圧の乱降下による突然死を防ぐためにも、熱いお風呂に長くつかるのは控えたい。38~40℃程度で5分くらいが目安。
・極端に熱いお湯は避ける
どの季節も血圧の急激な変化は突然死のリスクに。熱いお風呂は、交感神経の活性化によって血圧を急上昇させるので、避けるのが賢明。同じ理由で、健康にいいといわれるサウナにも注意が必要。
・長湯には水分持ち込みで
温度・湿度共に高いお風呂場は、脱水になりやすい場所の代表例。心臓に負担をかけるだけでなく、思っている以上に汗をかいていることから、脱水症状を起こしやすい。長風呂は避けるべきだが、長湯をしたいときには、水分をとりながら入ること。
・除湿モードを活用、よい睡眠を
暑さによる夏バテや、日が長いことによる長時間の夜遊びによって、夏は疲れがたまりがち。疲れや身体の不調は間接的に突然死のリスクを高める可能性もあるので、エアコンで除湿モードにした快適な環境で十分な睡眠をとることが大切。
・目が覚めたらひと口、ふた口、水を飲む
心筋梗塞や脳梗塞が早朝の4~6時に多いといわれるのは、睡眠中の脱水も影響している。夜中にわざわざ起きて飲む必要はないが、途中、目が覚めたときには、ひと口、ふた口でも水分をとること。ベッドサイドにも飲み物を置いておこう。