《昼間TV観ていたら、河村隆一がCMに出ていたびっくりした》
《河村隆一CMに出てたけど少しふくよかになったね》
《毎日、河村隆一のCMを電車の中で見れるのはSLAVE(注:LUNA SEAファンの愛称)として喜ばしい事である》(以上SNSより)
90年代のヒットチャートを席巻したロックバンド『LUNA SEA』のメインボーカルRYUICHIこと河村隆一のCMに驚きの声が上がっている。
この夏、電力小売、電気保安事業などを行う日本テクノ株式会社の電気主任技術者募集のCMに出演しており、7月からかなり多めにオンエアされているようだ。東京メトロなど電車の車内でも放映されている模様。
CMのタイトルは「電気の聖者」だそうで、
「電気の聖者となった河村隆一さんが遠くビル群を見つめています。そこに手をかざすと、時の進行とともに街の灯りがビル群から、わたしたちの暮らす家々へと移っていきます。その眼差しは、電気の未来を見据え「自らの手で電気をコントロールする」聖者そのもの」(日本テクノプレスリリースより)
流れる楽曲も彼の書き下ろし曲『ずっと側に』とのこと。
日本テクノ社長がゴルフ大会で同じパーティーになったことがきっかけで、河村は2012年12月から同社のイメージキャラクターを務めているという。
ところで、冒頭にも紹介したように河村は「少しふくよかになった」という声があるが、これは彼にとってとても良いことなのだ。
というのも彼は2019年1月に肺腺がんの切除手術を受けているから。がんがわかった際は「非喫煙者なのになぜというのが一番の疑問だった」そうで、「治る、治らないよりも、家族やスタッフにどう伝えようかすごく悩み、手術をして肺活量が落ちることも心配でした」と2年前のイベントで回想している。
医師の「トレーニングすれば肺活量がのばせる」という言葉を励みにトレーニングを重ね、術後わずか1か月には活動を再開した。
「今まで以上に一日一日、一本一本のライブ、ファンの前に立てることを大切にしようという気持ちが強くなりました。手術後は新しい命をもらった気持ちですね」とも語っている。
残念ながらこの「電気の聖者」のCMは8月10日まで(同社プレスリリースより)とのことだが、がんを乗り越えた河村の元気な姿は、LUNA SEAを聴いて育った世代にはポジティブに焼きついたはずだ。