なんだか泥沼化しそうな気配しかない福原愛・江宏傑元夫婦の間で起きている長男をめぐる“連れ去り”問題。昨年の7月に、台湾から息子さんを連れて日本に帰国した福原。夏休みの間だけ、という条件のはずが江との連絡を絶ち、一向に台湾へ帰さないまま今に至る。
7月に江氏が日本外国特派員協会で記者会見し、福原に対し東京家庭裁判所が長男を即時に引き渡すよう命じる「保全命令」の決定が出たことを明らかにした。福原の代理人弁護士も反論をしてはいるが、裁判所の決定であるので、それに従っていない福原に非があるのは歴然で、イメージは下落の一途を辿っている。
そんな彼女が現在、シンガポールの高級ホテルに滞在していると報道されている。このまま状況が変わらず、江氏が刑事告訴した場合、国際指名手配をされるケースもあるとの報道も出ている。
ネットからは“逃亡期間中”の収入面での落ち込みについて、心配の声が上がっている。ことによっては日本での長男との生活が成り立たなくなるのではないかと危ぶまれている。しかしそんな心配は全くもって必要ないだろうという。
セレブ生活をおくれるワケ
「2021年に就任した卓球Tリーグ『琉球アスティーダ』の社外取締役は今年6月に退任しましたので、現在明らかになっている福原さんの主な仕事は、'21年に就任した青森大学の客員准教授と ワールドテーブルテニスジャパン（WTTジャパン）のジェネラルマネージャー、卓球のTリーグのアンバサダー、自身が設立した会社の業務で、それらが収入源となっています。全部合わせると結構な額になり、生活に困ることなんてないでしょう。それどころか十分セレブな生活を送ることができると思います」（広告代理店社員）
では実際にどれくらいの収入があるのか。都内の私立大学で非常勤講師を務める雑誌編集者によれば、
「大学の非常勤講師の場合、大学にもよりますが1コマ（授業）につき1万円前後が相場です。例えば週に2日、午前、午後2コマずつ授業をするとなると年収にして約400万となりますね。客員准教授ならもう少し高いと思いますし、福原さんのような超有名人ならさらに高いと思います。6月に1度だけ講義をしただけとの報道がありましたが、彼女が大学の“広告塔”のような立場でもある。年俸にして少なくとも500～600万円はもらっているんじゃないでしょうか」
前出の広告代理店社員によれば、WTTジャパンのGMだと、少なく見積もって月100万、年間約1200万円、Tリーグのアンバサダーが月に約200万円で年約2400万円ほどだろうというから、これだけで4000万円近い。
現在や不倫騒動や離婚騒動が響いてテレビ出演はほとんどなくなったが、東京オリンピックの解説では1回100万円の出演料が払われていたという。それだけではない。
「台湾では人気ガタ落ちの福原さんですが、台湾に対する対抗意識があるのか中国では逆に大人気で、中国系のコスメ企業など、何社が福原さんのスポンサーになっており、その契約料は年間数千万円から1億円ほど。また福原は中国版ツイッター、Weibo（微博）のフォロワーが560万人を超えています。こちらでPR投稿をすることでの収入が相当あるのは間違いないです」（台湾在住の日本人ライター）
さらに、結婚してから築いた資産はかなりの額に上るだろう。結婚した当時、超格差婚と話題になった江氏は当時年収400万円、福原はその37倍にものぼると報道されている。離婚したときに財産分与があったかどうかは明らかになっていないが、仮にあったとしてもかなりの資産が残っているはずだろう。
シンガポールに滞在することで、子どもの引き渡しについての手続きを煩雑化させ、強制執行を“先延ばし”にしようとしているとも言われている福原。いったいどのように決着がつくのか。
＜芸能ジャーナリスト・佐々木博之＞ 宮城県仙台市出身。『FRIDAY』で取材活動をスタート、記者歴37年のなかで数々のスクープを手がける。現在はテレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中
