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ー 元AKB48、川崎希が明かす不妊治療
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ー “きょうだい”がいたらとずっと思い描いていた

 昨年から少子化対策の一環で不妊治療の保険適用も拡大し、受診者数は増加傾向だという。不妊治療はもはや特別なものではなく、多くの著名人も公表しているが、今回は元AKB 48で現在は実業家としても活躍する川崎希さん(36)に当時の話を聞いた。モデルのご主人・アレクサンダー(40)どう乗り越えてきたのか──。

元AKB48、川崎希が明かす不妊治療

「小さなころから大家族への憧れがあり、子だくさんの家庭をつくりたかったんです」

 そう夢を語る川崎希さんは、2人の子どもを体外受精で授っている。10年前にモデルのアレクサンダーと結婚。とにかく早く子どもが欲しいと、結婚からわずか半年後に不妊治療を開始。川崎さんが25歳、夫が30歳のときに病院に通い始めた。

「私の場合は人工授精と体外受精のどちらも行いました。いつ妊娠できるかとか、本当に出産できるのかもわからないまま通院し続けるのがつらかったですね。今回はどうかなと常に不安でした」

 特に体外受精の治療中は、急な予定変更も多く、自分の予定が立てられないことにもジレンマを感じていたそう。

「検査の数値を見て『明日もまた来てください』と急に言われることも多かったので、そのたびにスケジュールを変えざるをえないのが大変でした。ただでさえ通院回数も多い期間だったので、とにかく仕事と不妊治療をどう両立させるかに頭を悩ませました」

 治療中は体調が悪くなることも多かったという。採卵の日は身体がぐったりとしてしまい、家に帰ると動けなくなってしまうことも。そんなときに夫が料理を作ってくれたりと、かなりサポートをしてくれたという。

「本当に協力的でした。治療に関して最初から反対などはまったくありませんでした。むしろ、私が決めたり選んだ病院には、積極的に一緒に通院してくれました。度々体調不良になる私を心配して、治療を継続することを心配してくれることもありました」

 献身的なアレクサンダーさんの協力もあり、4年後に待望の第1子の息子が誕生。