危険な食べ方3:フルーツは果糖たっぷりで太るから注意!
適量の果物は太らない&血糖値も心配不要
果物には果糖が含まれていることから、“太りそう”というイメージを持っている人が多いかもしれないが、これは間違い。菊池さんは「果物を食べても太りません」と断言する。
「果物の80~90%は水分。量に気をつければ、毎日食べても問題なし。むしろ、日本人の食生活による死因を調べた研究の3位には、果物不足が挙げられています」
果物にはさまざまな栄養素が豊富に含まれているため、食べるメリットは大きい。
例えば、水溶性食物繊維のペクチンは血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑える働き、ビタミンCは免疫力アップ、カリウムは体内の余計な塩分を体外に排出する働き、ポリフェノール類は老化に対抗する力を高める働きをそれぞれ担ってくれる。
果糖も血糖値を上げるが、ブドウ糖よりも上げ幅は小さいので、食べすぎさえしなければ大丈夫。
「1日に食べる果物の目安量は、握りこぶし大程度(約200g)。だいたいバナナ1本、みかん2個、キウイ2.5個分です。健康寿命を延ばしたいなら、間食を甘いおやつではなく果物に」
しかし、ジュースや缶詰、ジャムで果物を食べた気になるのはダメ。加工の過程で栄養成分が大幅に失われる上に、糖分が多いのでマイナスが大きい。
また、果物入りのヨーグルトや大福などで使われている果物だけでは量がまったく足りない。果物そのものを食べることを心がけて。
「お手頃に買える季節の果物で、旬を楽しみながら食べるのがよいと思います」
旬の果物をバランスよく1日200gを目安に食べよう
・バナナ/1本200g
・みかん/1個100g
・キウイ/1個80g
・いちご/5個75g
・柿/1/2個100g
・りんご/1/2個 120g