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ー 作家・伊集院静の連載が最終回
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ー ジャニ新社長の東山紀之をべた褒め

 ジャニーズ事務所の性加害問題を長年にわたって追及してきた『週刊文春』が大きな決断をした。同誌で10年以上続いていた作家・伊集院静氏の連載を打ち切ったのだ。

作家・伊集院静の連載が最終回

「伊集院静さんは直木賞の選考委員をつとめるなど、いまの文芸の世界で一番の大御所といっていい作家です。『大人の流儀』というエッセイシリーズも国民的ベストセラーとなっています。週刊誌や月刊誌などに複数の連載をもっていますが、『週刊文春』では2010年から読者の人生相談の連載を続けています」(フリーの週刊誌ライター、以下同)

 その連載が、10月12日発売の『週刊文春』で最終回を迎えた。長年続いていた連載でも終わることは珍しくはないが……

「たしかに、毎週書き続ける週刊誌の連載は内容がマンネリ化しがちなので、執筆陣を変えることはよくあります。実際、伊集院さんもこれまでに連載の中で『もうやめたい』と何度もこぼしていましたし、最終回でも『(読者からの相談の回答を)書いていてちっとも面白くない』、『そろそろ汐時であろう』と書いていますので、飽きていたのはたしかだと思います」

 だが、今回の降板はどうやら伊集院氏から申し出て決まったわけではないというのだ。

伊集院さんは、連載終了の2週前の号では『やめたい』と書いています。ということは、この時点ではまだ連載終了が決まっていなかった。ところが、その次の号は珍しく休載。2020年にくも膜下出血で緊急搬送されたときは半年近く連載を休みましたが、それ以外では休載はほとんどありません。そして、その次の号、つまり10月12日発売号で突然、連載終了が発表されました。本人がやめたいと言っているので以前から終了の話はあったにせよ、時期は急遽決まったことではないかと思います

 じつは、9月28日発売号の伊集院氏の連載内容に問題があったのではないかという。