浪費ワード8:もやし
昔は1袋が5円や10円程度だったことから節約食材とされていたもやしだが、現在は30~40円程度とだいぶ値段が上がった。
「ボリュームから考えるとキャベツや白菜などは、安いときには100円以下で購入できる上に、料理のバリエーションも広い。たっぷりの量を使い回せます。もやしは足も早い。旬の野菜のほうがずっと安くてお得です」
もやしイコール安いという先入観は捨て、状況に応じてうまく活用していこう。
浪費ワード9:業務用スーパー
物価高から業務用スーパーやコストコが人気だが、大容量の商品が多い。グラム当たりで換算したら安いかもしれないが、容量が大きい分、払う金額も高い。
「買って食べて口に合わなかったら、大量廃棄となってしまい、かなり損です」
食べ慣れていない商品についてはリスクが高いことも念頭に入れて活用すべき。
浪費ワード10:100円ショップ
一見、節約によさそうな100円ショップだが、スーパーや薬局のプライベートブランドで買ったほうが結果的に安いというケースも。
「安いからと必要がないものを買ってしまうことも多いので、事前に決めていたもの以外は買わないのが正解。最近では200円や500円の商品もあるので、『これだったらスーパーで買えばよかった……』と後悔したことも」
「百均だから安い」という固定観念で決めつけてしまわないように注意が必要だ。
教えてくれたのは……菅原道仁先生●脳神経外科医。菅原脳神経外科クリニック院長。脳の仕組みについてのわかりやすい解説が話題。『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)などの著書も。
教えてくれたのは……丸山晴美さん●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。監修本『知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本』(宝島社)が10月23日発売。
(取材・文/オフィス三銃士)