被害者遺族の悲痛な叫び

真菜ねえは昔から可愛がってくれて、ありがたく感じていた。4人の姉の中で、一番頼りにしていました。真菜ねえは服装のセンスがよかったので、出かけるときも、私の服装のチェックをしてもらっていました

裁判後に記者会見を行う被害者家族の松永さん(中央)と上原さん(左)('21年7月15日)
裁判後に記者会見を行う被害者家族の松永さん(中央)と上原さん(左)('21年7月15日)
【写真】デカデカと「迷惑です」……飯塚被告のマンション玄関にあった張り紙

 真菜さんの夫、拓也さんの母親は、

真菜さんのお母さんは偶然、学校の同級生でした。電話したとき“うちの拓也でいいの?”と聞いたら、“拓也さんは真菜と結婚するために生まれてきたのよ”と言ってくれました

 義母にとって、孫の莉子ちゃんは息子にそっくりな大切な孫だった。

主人の62歳の誕生日に、七五三の写真をみんなで撮った。それが遺影になってしまうなんて……

 と声を詰まらせた。

 真菜さんの義父も、

莉子の成長をずっと見守っていくことができず、残念です。あるとき、私があぐら座りをしていたら、莉子が私の膝の上にちょこんと乗ってきた。それが微笑ましくて……

 そして、真菜さんの夫で、莉子ちゃんの父親である松永拓也さんが証言台へ。