被害者遺族の悲痛な叫び
「真菜ねえは昔から可愛がってくれて、ありがたく感じていた。4人の姉の中で、一番頼りにしていました。真菜ねえは服装のセンスがよかったので、出かけるときも、私の服装のチェックをしてもらっていました」
真菜さんの夫、拓也さんの母親は、
「真菜さんのお母さんは偶然、学校の同級生でした。電話したとき“うちの拓也でいいの?”と聞いたら、“拓也さんは真菜と結婚するために生まれてきたのよ”と言ってくれました」
義母にとって、孫の莉子ちゃんは息子にそっくりな大切な孫だった。
「主人の62歳の誕生日に、七五三の写真をみんなで撮った。それが遺影になってしまうなんて……」
と声を詰まらせた。
真菜さんの義父も、
「莉子の成長をずっと見守っていくことができず、残念です。あるとき、私があぐら座りをしていたら、莉子が私の膝の上にちょこんと乗ってきた。それが微笑ましくて……」
そして、真菜さんの夫で、莉子ちゃんの父親である松永拓也さんが証言台へ。