今年の4月24日放送の「夜明け前のPLAYERS」(日本テレビ系)で、アメリカ・エール大学助教授で経済学者の成田悠助氏と対談。時代の流れについて、以下のように話しています。
「5、6年前までは自虐がウケていたんですよ。私がNHK時代にやっていた『あさイチ』という番組は退職された方とか主婦の方が対象。だけど、私はバリバリのキャリアウーマンで、ニューヨーク特派員から帰ってきました~みたいな(後略)。それで『お見合いもしたけど、結婚できなくて、子どももいなくて』って、皆さんは思っているけど、私が手にできなかったものみたいなことで視聴者の方に。そうやろうと思ってやったわけじゃないけど、振り返ると自虐すればするほどみんなが喜ぶっていう」
「2015年くらいからは、自虐が嫌味になる。視聴者の気分の変化はすごい早い(後略)」
と分析しています。
ウケないセクハラ的な自虐がやめられない
セクハラ的な自虐がウケないことに気付いてはいるものの、それをやめられないのが今のユミコです。今月8日に歌手・谷村新司さんがお亡くなりになりました。20日放送のラジオ番組「うどうのらじお」(ニッポン放送)で、ユミコは谷村さんとの秘話を明かします。ユミコは紅白歌合戦の司会者として、谷村さんは歌手として共演しましたが、ユミコが舞台袖で衣装さんやメイクさんによって、衣装チェンジしてもらっていたところ、「全部が脱がされたところで、谷村新司さんが『有働ちゃん、頑張って』っていうあの笑顔で。特に驚くでもなく・・・。その全裸を見ても『頑張って』って去っていかれて」と思い出を明かしています。これに似たエピソードは2018年に発売された「ウドウロク」(新潮社)にも掲載されており、同じことだと仮定して補足しますが、舞台の一角にカーテンで仕切っただけの着替え場があり、ユミコが着替えていたところ、谷村さんがひょいとカーテンを開けた、その時、ユミコはほぼ全裸だった(書籍内では、Tバック一丁でした。ユミコ、話を盛った?)そう。ユミコと谷村さんは個人的なおつきあいがあった上での面白エピソードなのだと思いますが、それを知らない人、かつ現代的な感覚で解釈すると「大物歌手が女子アナの着替えている場所に無断で入ってきて、女子アナの全裸を見た」話に聞こえなくもなく、谷村さんがセクハラした話にも思えてきます。亡くなった方を忍ぶエピソードとしては不適切ではないでしょうか。