家事ベタ主婦だったからこそ日々の支出管理に特化して成功
「市販の家計簿もアプリもとにかく書き込むことが多すぎて、めんどくさがりの私には無理でした!」
そう過去の失敗を話すたろさん。ドリルのように“書いて埋めなければ”という義務感がストレスになっていると考え、最小限の手間で家計が管理できる方法を模索した。
どこでいくら使うかで悪い買い癖を把握!
「家計簿をつけ始める前から、保険や携帯電話会社の見直しなど、大きな固定費はしっかりとテコ入れしていました。
それでも貯蓄ができないのは、食費や日用品などのやりくり費のせいかもしれないなと。そこに絞って、支出の把握をすることを家計簿の目的にしました」(たろさん、以下同)
たろさんの家計簿は、マンスリーノートに買い物をした店と金額を記入するだけ。
「レシートを見て、買い物内容を振り返りながら書いていくと、インスタント食品や惣菜の値引き品の無駄買いが想像以上にあることがわかりました。
さらに、100円ショップでも週に1回以上、月4000円も買い物をしていて。不要なものを買う機会が多すぎたなと反省しました」
家計簿できちんと支出を把握し、必要なものだけを買うように心がけたところ、8万円を超えていた食費は4万円台まで落とせるようになったと話す。
「もともと、片づけや料理など家事が得意ではない私ですが、家計管理は不得意だからやらないとは言えない。生活がかかっていますから!だからこそ、時間と手間をそぎ落として続けやすくすることが重要。
家計簿のハードルは低いほうがいいと思います。食費が気になるなら食費だけから始めてもいい。一気に家計をスリム化しようと思わず、1つの費目だけでも家計簿をつけて見直していけばよいのです。
さらに、家計簿を続けてやりくりが身につけば、毎月きっちり書かなくても大丈夫。自然と予算内に収まるようになり、もっとストレスや負担が少なくなりますよ!」
たろさんの家計簿内容 ▼日々の支出カレンダー