チェキフィルムの購入ページ。お詫びが書かれている(直販サイトより)
チェキフィルムの購入ページ。お詫びが書かれている(直販サイトより)
【写真】2012年当時の広瀬すず、あどけない表情も魅力的!

 数か月にわたって“チェキフィルム枯渇”が続いている現状について、販売元である富士フイルムに話を聞いた。

ラインナップを拡充したことでチェキのファン層が増えて、世界的にチェキフィルムの需要が増しているのです」

フィルムの品不足は解消されるのか

 日本でのイメージが強いチェキだが、海外ではどのような状況なのだろうか。

「弊社のチェキは世界100か国以上で販売しており、実は売上高の約9割が海外なんです。欧米や中国が市場としては大きいのですが、近年は東南アジアやインドでの売り上げが伸びてきています」

 チェキフィルム品不足は解消されるのか。

「チェキフィルムの生産設備を増強しているところです。昨年の夏から今年の秋にかけて設備を増強し、現状でも一昨年と比較して約2割、生産数を増やしました。現在も、約45億円かけて設備の拡充を進めており、来年の秋から順次稼働していく予定です。2025年には生産能力をさらに現状の約2割ほど向上させる予定です。今後もフィルムの供給安定化に取り組んでいきます」

 最後に、近年のチェキ需要の増加をどのように受け止めているのか。

「カメラ・スマホプリンターなど『チェキ』のデバイスやフィルムを含んだ事業の売上高は昨年、過去最高を更新しました。多くのお客様に、撮ってすぐにプリントが出てきて手元に残るモノ感や独自の風合い、そしてそこから生まれるコミュニケーションという “チェキ”の唯一無二の価値を楽しんで頂いていることを嬉しく思っています」

 アイドルファンのみならず、世界のニーズに応えるためにもフィルム不足は早急に解消してほしい!