女性市長から残留“ラブコール”か
そして、昨年11月にアシュレー・エイトケン氏が新たに市長に就任した。
「アナハイム市初の女性市長です。シーズンチケットを持っていると公言するエンゼルスファンだといいます。しかし、球場売却や再開発の話は、前市長の汚職の件で市民から“まともな行政が行われていないのでは”“公平に交渉ができるのか”という厳しい意見もあり、進んでいません」(志村さん、以下同)
大谷が残留となれば、アナハイムも盛り上がり、再開発の話が進展する可能性はあるのか。
「残留するだけでは世論は変わらないかなと思います。優勝してエンゼルスに注目が集まり、“エンゼルスにはずっといてほしいから売りましょう”と世論が動けば再開発の話も進むかもしれません」
大谷が残留し、優勝へと導けば、“リニューアル計画”が動き出す!?
梅田香子 スポーツライターとして、野球以外にもフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う
志村朋哉 在米ジャーナリスト。アメリカの新聞社で記者として働き、現地の調査報道賞も受賞した。大谷翔平のエンゼルス移籍後は米メディアで唯一の大谷担当記者を務めた