「投稿主の≪何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ。社会的な常識が一切通用しない、異常な文化が形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠蔽されてきた≫という痛烈な組織批判は、多くの人々に衝撃を与えたようです。SNS上ではこのブログが大拡散されており、
≪完全に解体したほうがいい≫
≪言葉にならない内容に呆然としました≫
≪流石にこれを無償のボランティアでやってるのはアカンやろ≫
≪噂で聞いたり想像してたののはるか上を行く壮絶さ≫
≪ファンタジーの世界なのか目を疑ったけど現代の日本で起きている話ということが胸にブッ刺さりました≫
など、私設FCの実態にショックを受けたという人の声が飛び交っています」(芸能メディア編集者)
このように一般のファンが無償でファン組織を取り仕切るというのは、宝塚だけでなく、旧ジャニーズ事務所にもある文化だという。
「旧ジャニーズのファンが、タレント個人の私設FCを作っているわけではないのですが、『オリキ』と呼ばれる追っかけファン集団を取り仕切る『トップ』という存在がいます。すでに死語になっているものの、旧ジャニーズのファンにはよく知られた話ですよ。
帝国劇場などで公演が行われた後、会場周辺で、女性ファンが列を作り、その前でタレントが話をする……という光景を見たことある人はいないでしょうか。それを仕切っているのが『トップ』です。事務所サイドはこれを黙認しており、『トップ』とはある程度つながっているとみられます」(前・同)
オリキ集団、または「トップ」は、ストーカーじみた悪質なファンを制裁する役割を担っていたそうで、「事務所にとってはある意味、ありがたい存在なのではないでしょうか」(前・同)という。
「とはいえ、一般の人から見ると理解しがたい世界でしょうね。宝塚の私設FCの中には、健全な運営がされている会もあると思いますが、これだけ大々的に物議を醸すと、今後メスが入るかもしれません」(前・同)
批判の矛先が、劇団だけでなく私設FCにも向けられるようになった宝塚。劇団側の再検証の有無とともに、今後の展開を注視していきたい。