実働8時間、月給は23万5600円以上

「現在、求人サイトに《DAZNの解約抑止業務(チャット・メール・電話)》という名目で募集が出ています。業務内容は名目どおり解約抑止対応業務。

 《DAZNを利用しているお客様から解約希望があった際、ご事情等を伺い、より長くサービスを利用いただけるようご案内します》ということです。

 《お客様とお話することが好きな方、スポーツ関連のお仕事に携わりたい方などにオススメ》とありますが、スポーツが好きだけどDAZNを解約したい人はわざわざ人と話したくないでしょう」(スポーツ紙記者、以下同)

 勤務時間は実働8時間、月給は23万5600円以上とのこと。

「12月4日入社を予定とのことですが、DAZNのなかでも視聴者層が多いJリーグが12月で今季が終了するので、そのタイミングで解約する人を引き止めたいのではないでしょうか」

 DAZNは'23年にJリーグと11年間の放映権契約を締結。放映権料として年額で約220億円を支払う。

「'22年、'23年と相次ぐ値上げを実施。サービス開始1年で会員数が100万人に上ったと公式発表していますが、某Jリーグクラブのニュースリリースによると現在の視聴者数は40万人程度とのこと(リリースは現在は削除)。これでは大赤字。

 抑止業務はなんとかして解約を抑えたいという施策なのでしょうが、余計に客離れにつながっているのでは。3700円という動画系サブスクでは国内最高額の部類のサービスでありながら、CMが流れるんですからね……」(Jクラブ関係者)

 DAZNに解約について不満の声が上がっていること、解約抑止業務について問い合わせたが期日までに回答はなかった。

 金の切れ目が縁の……。