ブランドの紙袋でお小遣いをゲット
ハイブランドのバッグなど服飾品ももちろん狙い目。
「シャネルやエルメスなど一般的によく知られるハイブランドは、この先も価値が下がることはないでしょう。ただ最近のシャネルは若い世代でも手が届く価格設定のアイテムを発売しており、それらに限っては資産価値が上がらない可能性も。
一方、すべて職人の手作業で生産しているエルメスは、今後も高値での買い取りが期待できます」
と教えてくれたのは、出張買取『買いクル』を運営する株式会社RC・FC本部の島津大輔さん。昨今はビンテージアイテムが大人気のため、親や親戚の遺品の中にあった古いハイブランドの服飾品に予想外の高値がつくこともある。
……ということは遺品整理や大掃除で断捨離してしまいがちなアイテムの中にお宝が隠れている可能性も?
「そうですね。意外なことに、ハイブランドの包装で使われる紙袋も売れます。メルカリに出品した際の相場は、大・中・小の3サイズ一組で2000~3000円程度。弊社でも買い取っています」(島津さん、以下同)
コレクターがいるからといった理由もあるが、紙の価格高騰もあり、単なる資材としても有用だとか。読者世代の家にありそうで、持っておけば資産になりそうなものは?
「例えば、価格が高騰するウイスキーとしてよく知られているのが、サントリーのシングルモルトウイスキー山崎。
世界最高峰のウイスキーとして海外人気が高く、2020年1月に限定発売された『山崎55年』は300万円という高価格にもかかわらず予約殺到で即完売しました。
その2か月後、香港でのオークションでこれが出品され、8700万円で落札された、という逸話があります」
世界中にコレクターがいて、空き瓶でさえ20万円で売れることがあるとか。これはワインなど他のお酒も同じで、生産数が少ない年のボージョレ・ヌーボーのラベルに高値がつくこともあるそう。