VIVID女性探偵社調べでは、浮気相手と知り合うきっかけは、1位が「職場」、2位が「元カノ・同級生」、3位が「飲み屋・アプリ」となっている。アプリで知らない人と会って浮気するより、よく知っている相手と浮気に発展することのほうが多いという。
北川さんのような探偵の調査によって夫の浮気の証拠をつかんだ後、妻はどうするのか。
「離婚する人は約3割。あとの7割は夫婦関係の再構築を目指します。再構築に向けた旦那さんとの付き合い方もアドバイスしています。実は浮気にはがんと同じようにステージがあり、末期でなければ修復は可能です」
北川さんによると、浮気ステージ1は「身体の関係のみの遊び」、ステージ2は「相手に何回も会いたくなっているけれど妻のことも大切にしている」、ステージ3は「身も心も相手のほうに向いていて離婚もちらついている」、ステージ4は「離婚して相手と結婚したいと考えている状態」だという。
「奥さんが相談に来られる場合、多くのケースがステージ2か3です。また年齢が高い人ほど『離婚はしたくない』とおっしゃいます。特に専業主婦の場合は、一人で生きていく力がなく、経済的な問題もあって離婚はできないと考えているケースが多い。離婚せずに関係を修復するなら、いつまでも浮気のことをネチネチと責めたり、世話をしないなどといった嫌がらせはやめて、旦那さんの気持ちにも寄り添うことが大切で、忍耐も必要ですね」
夫がスマホを離さなくなったら注意
北川さんは、相談に来た妻たちを見ていて、浮気されやすい女性には3つのタイプがあることに気づいたという。
「(1)しっかり者の甘え下手、(2)夫は二の次・三の次で子ども第一、(3)自己肯定感が低いタイプです。旦那さんは奥さんに頼ってもらえなかったり、ないがしろにされていると感じると、寂しくなって浮気に走ってしまうんです。職業的には、看護師さんや公務員に“サレ妻”は多いですね。自己肯定感が低い人は、夫からなめられていて、浮気に気づいていても何も言えず、モラハラやDVを受けていることも多いです」
一方で、浮気しているカップルのうち、半数はW不倫だという。広末涼子や斉藤由貴のように、妻側が浮気しているケースも少なくないのだ。
「以前、『夫の浮気の証拠をつかんで別れたい』という奥様が相談にいらっしゃいましたが、淡々としていて夫の浮気にショックを受けている様子がないんです。話を聞いていくうちに彼氏がいることがわかり、夫から慰謝料をもらって別れて、新しいパートナーと第2の人生を歩みたいとおっしゃっていました」
「うちの夫に浮気は絶対ない」と思っている妻も多いが、「こんな行動をしていたら要注意!」というチェック事項を教えてもらった。