来春のNHK朝ドラ『虎に翼』のヒロイン、伊藤沙莉(29)も変わった食へのこだわりがある。何にでもタバスコをかけることが有名で、「物心ついたときから韓国料理が多く、辛いものを与えられていたんです」と語る激辛好き。
「食卓でなじみのある味が偏食につながることもあります。刺激物は喉の粘膜や胃を傷めるので、風邪などが流行している時期は避けたほうがいいかもしれませんね」
肉好きを公言する有名人は多く、フィギュアスケート選手の宇野昌磨(25)や元体操競技選手の内村航平(34)などアスリートも偏食を明かしている。中でも朝昼晩と肉を食べ続けるという俳優の大沢たかお(55)の食生活は驚く。「増量する時期は朝食から300gほど食べる」と公言しており、1週間に5~6kgの肉を卸業者から直接購入しているという。
「成人男性は1日体重1kgに対し、1gのタンパク質が必要で、大沢さんは体重80kgとすると80g必要。肉に換算すると約400g。つまり肉だけで1週間分のタンパク質を摂取するには、約3kgとなります。しかも大沢さんは本格的に鍛えていらっしゃるので、5kgというのは理に適っているかも」
“ドクターズサプリメント”
肉食を続けること自体に問題はなく、良質なタンパク質をとることは睡眠効果を上げたり、メンタルを保つ効果も。
「ただし食べすぎると飽和脂肪酸やコレステロール過多になる。また身体でつくれないオメガ3脂肪酸は、青魚やアマニ油、えごま油など食事から摂取する必要がありますね。大沢さんは大の野菜嫌いだそうですが、サラダにアマニ油などをかけると理想的です。朝お肉を食べたら、昼は卵や大豆製品、そして夜に青魚などを食べるといった食べ方をすると栄養の吸収が効率的になりおすすめ」
芸人・メイプル超合金のカズレーザー(39)は小さいころから野菜や辛いもの、酸っぱいものなど嫌いな食べ物が数多くあり、「そば、冷やし中華、てりやきマックバーガー、オムライスしか食べませんね」とほぼ4品をローテーションで食べているそう。足りない栄養素はサプリメントで摂取。「誰が作っているかわからないものより、サプリのほうが安心」と話し、月10万円ほどサプリメントにかけている。
「この食事だと炭水化物が多すぎますね。タンパク質も不足しているでしょうね。タンパク質には髪の毛や皮膚のもとになる必須アミノ酸が含まれていますが、これは食事からしかとれないので」
サプリメントで補うのは大丈夫?
「医師が推奨する“ドクターズサプリメント”は、不要な添加物もなく、身体への負担も少ないので、過度な心配はいらないと思います。でも基本は食事です。若いうちはなんとかなってもガタがきてからでは遅いですから」