そして2位とダブルスコア以上の229票を獲得して、1位になったのは、『紅白歌合戦』(NHK)。
期待度は高くないが「ほかの番組よりはいいと思う」
「毎年見ているので。習慣です」(新潟県 男性63歳)
「今年、流行った曲を把握しておきたい」(東京都 男性62歳)
「母親と毎年楽しみにしているので、欠かすことはできません」(熊本県 男性49歳)
「これを見ると大みそかで、年が終わるという雰囲気が好き」(東京都 女性52歳)
さすが“大みそかの定番”ともいえる番組で、毎年「もういらない」という意見が上がりつつも、トップは譲らない。ただ、
「特に期待はないが、ほかの番組よりはいいと思う」(新潟県 女性52歳)
といった、ほかに見るものがないから、という消極的な意見も目立った。また今年ならではの、こんな声も─。
「ジャニ系が出ない紅白を楽しみたい」(群馬県 男性44歳)
「今年はジャニーズの出場なしで、どうなるのかを見てみたい」(徳島県 女性54歳)
旧ジャニーズでは、ライブを無料配信すると発表したグループもあるので、そちらの数字がどれくらいになるかも見どころかも。
週刊女性のランキング調査には間に合わなかったが、11月30日に満を持して(!?)『孤独のグルメ 2023大晦日スペシャル』(テレビ東京系)の放送が発表された。実は、523票という過半数を集めた「あてはまる番組はない」と答えた人たちの中には、
「五郎さんを見て年を越すのが最近の定番でした」(大阪府 男性43歳)
といった、『孤独のグルメ』を待ちわびる声も多数あったので、視聴率争いが、より激化しそうな気配が。
さて、こういった特番を見ない人たちの大みそかの過ごし方というと、
「ネット配信のドラマを見ます」(東京都 女性37歳)
「テレビを見る習慣がないので、友達と集まって年越しを楽しみます」(茨城県 男性39歳)
「面白い番組がないので、ゆっくりとお酒を飲んで今年を振り返る」(山口県 男性33歳)
「DVDかYouTubeを見て過ごす」(東京都 女性65歳)
“特別な日”にどうすれば視聴者の目をテレビに戻せるのか? 多様化してきた大みそかの過ごし方を前に、テレビ局スタッフたちの悪戦苦闘はこれからも続く─。
取材・文/蒔田 稔