『週刊文春』2023年9月28日号では、200回にわたって受けた性被害を告白した元Jr.の大島幸広氏が、ハワイでのジャニー氏の所業についても言及。奇しくも『8時だJ』ロケと同年の1998年、10月にアイドル雑誌の撮影で現地に滞在した時のこと。
レストランでの食事やショッピング風景など、旅行気分で満喫するJr.たちを撮影するスタイルで、他に漏れずハワイを楽しんでいた大島氏だったが、ホテルで朝食をとった後に《「ユー、ちょっと待って」》と呼び止められた。
《「午前中からジャニーさんにヤられるんです。ことが終わると、『行っちゃいな』と解放される。ハワイだとジャニーさんは普段より欲望丸出しというか。一日一回どころじゃなかった」》
同行した先輩に相談するも「お前はデビューできるかも」との言葉に愕然し、なんとかジャニー氏から逃れようとするも、以後も止まることはなかった。
まるで修学旅行生を引率する先生
そんな公私にわたって、Jr.をハワイに連れ出していたというジャニー氏。かくいう週刊女性も2003年3月に、成田空港でジャニー御一行の姿を目撃している。出発ロビーで輪を作り、これからの旅に夢を膨らませているのか、まるで修学旅行生のように盛り上がる10名ほどの少年たち。
そんな彼らを遠巻きに見つめる、どこから情報を掴んだんのか押し寄せた大勢の追っかけファン。彼女たちのお目当ては、2002年に『タッキー&翼』としてデビューしたばかりの滝沢氏だったのだが、そんな空気を察してか、お供を連れて空港内で別行動をとっていたのだった。
そしてチケット片手に忙しなく空港内を歩きまわる、グレーのスーツを着た初老男性。そう、ジャニー氏だ。各種手続きを済ませると、まるで生徒を引率する先生のように、空港内の「特別待合室」方面へとJr.たちを連れ立ったのだったーー。
もちろんハワイ入りしたJr.の全員が手にかけられたわけではない。中にはハワイに連れてもらえなかった、それでもデビューできたJr.もいる。