腸内環境も改善!? “腸活”の心強い味方!
健康を考える際に特に大事なのは、腸を整えること。豆乳はここ数年ブームの腸活にもお役立ち!
「腸内環境の改善には、腸内にいる有用菌(善玉菌)のエサである食物繊維やオリゴ糖などを積極的に摂取するとよいことが明らかにされていますが、豆乳にはその両方が含まれているんです」
特に、丸ごと大豆を使って作られた豆乳は、食物繊維の含有量が多いので、腸活におすすめ!
「腸内環境を整えることで便秘解消につながるだけでなく、栄養素の吸収がよくなり代謝が改善することでダイエットにも良い影響が。
豆乳に含まれるたんぱく質を不足なく摂取し、運動することで筋肉が増えれば基礎代謝量もアップ。そんな可能性も秘めているんです」
どのくらい飲めばいい?
「一度にたくさん飲めば効果が倍増、ではありません(笑)。カロリーもそれなりにあるのでほかの食事とのバランスも考えながら習慣的に1日コップ1杯(200ml)を目安に」
長年悩まされてきた、さまざまな不調。今年こそ腸の中から改善するカギは“豆乳”にアリ!
冬にぴったりなおいしい飲み方
寒い時季はホット豆乳がおすすめ。
温めることで豆乳の甘み、うまみやコクを感じやすくホッとリラックスできて、まさに“ホッ豆乳”。
豆乳にお好みのはちみつときな粉を混ぜ合わせた「はちみつきな粉豆乳」は、食物繊維やオリゴ糖が多く含まれる食材が加わるので、より腸活効果が。
豆乳+甘酒にゼラチンを入れた「豆乳甘酒プリン」は子どものおやつにも◎。市販のカップスープの粉末を温めた豆乳で溶かすだけで、身体が喜ぶ一品に。
「いずれもおいしく、気軽に日常に取り入れられるのが豆乳の魅力です」(藤橋さん)
藤橋ひとみさん●管理栄養士で大豆・発酵のプロ。株式会社フードアンドヘルスラボ代表取締役、医学博士、管理栄養士。国内外でのセミナー講師、レシピ開発、メディア出演、コラム執筆、コンサルティングなど幅広く活動。大の大豆・発酵好きで、豆乳マイスター“プロ”、発酵食品ソムリエなど、取得した関連資格は15を超える。発酵食品に関する栄養疫学研究で東京大学にて博士号(医学)を取得。管理栄養士や科学的根拠に基づく知識をもとに、豆乳など大豆関連の魅力をわかりやすく発信中。
取材・文/住田幸子