カビ要因の結露は中性洗剤で予防
「窓枠やカーテンに発生するカビの原因は、窓ガラスに発生する結露。部屋全体の湿度も上げてしまうため、冬カビ対策には、まず結露を予防することが大切です」
台所や洗濯で使う『中性洗剤』で対策できるという。
「結露を予防するための専用スプレーも売っていますが、どのご家庭にも1つはある中性洗剤を使えば、簡単に予防できます。空のスプレーボトルに水を200ml入れ、中性洗剤大さじ1を入れて薄めます。
それを窓に吹きかけて拭き掃除をした後にから拭きをしてください。すると、結露が予防できます」
中性洗剤に含まれている界面活性剤が、水の表面張力を弱くするのでガラスに水滴がつきにくくなるそう。
また、見逃しがちな窓ガラスのゴムパッキン部分にたまるホコリがカビのエサとなるため、ここの拭き掃除も忘れずに行いたい。
加湿器の掃除には粉の重曹一択!
「加湿器はタンクの中や、タンクのフタ部分にカビが発生しますが、気づかないまま使用すると室内にカビを飛散させてしまうことになります」
鼻炎や気管支炎などのアレルギー症状を誘発することもあるため、注意が必要だ。
「掃除に使うのは粉の重曹がおすすめ。タンク内やトレーにカビが発生したら、重曹を溶かしたお湯に30分ほど漬けて、その後ブラシなどでこすればカビが簡単に落ちます」
この漬けおき洗いは、月に1度ほど行えばOK。タンクのフタなど、細かいパーツに発生したカビは、重曹大さじ1を水100mlに溶かしてスプレーを作り、吹きかけたのちにブラシでこすることで落とせる。