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ー ことあるごとに引退時期をほのめかしていた松本
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ー 昨年9月の還暦の誕生日に引退していたら……

 

 昨年末に『週刊文春』が報じたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(60)の性加害疑惑に端を発し、今年1月8日、松本は裁判に注力するために芸能活動の休止を発表した。

 この一連のスキャンダルについては多角的な視点でさまざまな記事が出ているが、“松本引退”の可能性に言及するネットニュースもあり、コメント欄には次のような意見も多い。

《望んではないけどこのまま引退だろう。ここまで暴露話が出てきて2割増で話が盛られてたとしても、やってきた本質が悪すぎるわ。裁判で勝ったとしても、どの面さげて戻ってきたらいいかはわからんし、そこまでする必要がない。海外か沖縄でゆっくり家族とくらすがいい》

《裁判に何年かかるかわからない。その間、浜田が頑張るといってるから、引退を明言しない休業状態でいくんでしょ。で、決着ついたら引退。浜田も引退でダウンタウンは解散。そもそもお金に困ってない以上、仕事なんてどうでもいいんじゃない。紳助と似てるけど違う部分もあるよね》

《むしろまだ復帰の目があると思ってる層がいる事に驚き。コンプライアンスが厳しいこのご時世、一度付いてしまったダーティなイメージはタレントとして致命的で、裁判の結果がどうなろうとスポンサーが付かない以上復帰の可能性は果てしなくゼロに近いと思う》

 このように、松本がこのまま事実上の引退になるのではないかと考えている人は一定数いるようである。

ことあるごとに引退時期をほのめかしていた松本

 昨年12月28日には、松本本人が文春報道を受けて《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜》という発言を、X(旧Twitter)に投稿していた。

《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜》と投稿した松本人志(本人のXより)
《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜》と投稿した松本人志(本人のXより)

 今回のスキャンダルがきっかけで松本が引退に追い込まれると見る向きはあるものの、Xで《いつ辞めても良い》と語っていたように、確かに松本は以前からそう遠くない将来に引退するという発言をたびたび繰り返していたのだ。

 ここで近年の松本の引退に関する発言を振り返っておこう。

 2019年3月、コメンテーターを務めていたワイドショー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、「上岡龍太郎さん、(島田)紳助さん、60歳手前くらいで辞めてらっしゃるんで」「そう考えると俺もそこまで長くないんじゃないかなと思いますよ」と、尊敬する2人の名前を出して引退に言及。

 当時55歳だった松本が、上岡氏が58歳(2000年当時)、島田氏が55歳(2011年当時)で引退したことを引き合いに出し、自身も引退までそう遠くないと語っていたわけだ。

 同番組では2021年1月にも「さすがに65歳でやめようとは思っているけど」、同年9月にも「数年で辞めるよ。辞めます、辞めます」と発言。

 また昨年2月放送のトーク番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、「(芸能界引退まで)そんなに長くはもうないのよ」、「早ければもう2年や、遅くても5年かなぁ」とも発言している。

 一方、2021年5月放送の鼎談番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)でさだまさし(71)から引退を慰留され、昨年5月放送の『人志松本の酒のツマミになる話』でも加藤茶(80)から慰留された際には、それぞれ尊敬する先輩の言葉ということもあり、引退に迷いを見せていた。

 ただ、松本自身がまだ決めかねている部分はあったにせよ、芸能界引退を現実的に検討していたのは間違いないだろう。