地元ファンの反応はというと……、
「移籍したことへの怒りなどはなく、“エンゼルスでプレーしてくれてありがとう”という人がほとんどです。所属中に1度もプレーオフに行けなかったというチーム事情をファンもわかっているので、大谷選手という唯一無二の存在のキャリアを無駄にしてほしくないという思いがあるようです。大谷選手がこの後エンゼル・スタジアムでプレーするときには、試合が中断してしまうほどの拍手で迎えられるでしょう」
“大谷丼”のこれから
元の本拠地近くで支えた日本人はどう思っているのか。
2021年と2022年に大谷の弁当を作り、球場に届けたこともある日本料理店『鮨処 古都』店長、松木保雄さんに話を聞いた。
「移籍してしまったのは仕方がないことです。エンゼルスは地元のチームなので変わらず応援しますが、大谷選手のことも応援し続けていきます。エンゼルスとドジャースでワールドシリーズを戦ってくれたら最高ですね」
お店の人気メニューの一つに“大谷丼”があるが、継続して販売するそう。
「これまでは赤いどんぶりを使っていましたが、ドジャースのチームカラーがブルーということで、青いどんぶりを探しているところです。大谷選手が優勝できることを願って、これからもお客様と一緒に応援していければと思っています」(松木さん)
どこに行っても“オオタニ”は特別な存在のようだ。