会員制を選んだ覚悟
─言葉を選ばずに言うと、そういう人は来なくていいということから会員制に?
記者がそう聞くと、
「さらに言葉を選ばなければ、“僕はあなたに飯を食わせてもらわなくていいです”。三浦のラーメンを食べたくて楽しみに来てくれるお客さんたちで十分です。そういう人に飯を食わせてもらいたいです、と」
その結果、店を会員制に。「並んででも食べたいと言ってもらえるようになって5年くらい。次にステップアップしたいと思ったのもあって」
新たに博多への出店を計画中とのことで、現在のお店を会員制にする予定。営業は月に数日。会員の募集、選定については検討中だ。
「申し訳ないけど、うちの店のラーメンを楽しみにしてくれる人だけで十分だから。“1000円の壁”とか値段の話もそう。どれだけ原価がかかっているか……。
ネットの書き込みだったり、なんもわかってねぇやんって人には来てもらわなくて構わない。あんまり言うと感謝の気持ちがないって言われるかもしれないけど……。でも、来てくれて喜んでくれるお客さんに対して情熱かけてますから」
ラーメン店の会員制、そしてそこに至るまでの経緯についてどう感じるだろうか。最後は三浦さんの弁で締めよう。
「あなたのわがままを聞いてくれるお店に行ってくださいよ。この時代、検索すれば行く前にわかるでしょう」