長女が結婚した際に“私の代わりに”と言って連れてきた保護猫のヒナ。夫も私もメロメロになりました。ヒナが虹の橋を渡ってしまった後、廃人のようになっていたわれわれの元に、また長女が2匹の猫を連れてきました。
長毛種の彼らは抜け毛で手入れが大変。“まったくもう!”と言いつつ、いいボケ防止になっています(笑)。(秋田県・まんずはぁ)
子どものことで悩みが重なって、夫婦の会話も途絶え、暗かったわが家。明るくしてくれたのは、マンチカンのモウちゃん。ご近所からご縁があって引き取りました。
驚いたのは、みるみるお腹が大きくなってきたこと。実は妊娠していたのです。子猫が生まれて一気にわが家はにぎやかに。悩んでいる暇もありませんよ。(神奈川県・モウちゃん母)
石田祥(いしだ・しょう)●1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社。その後、通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞に応募した『トマトの先生』 (宝島社文庫)が大賞を受賞し、デビュー。他に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』、『夜は不思議などうぶつえん』(共に双葉文庫)がある。
取材・文/ガンガーラ田津美 癒しの猫さま画像/飼い主提供