3位は2作品が同数の9票でランクイン。『リバーサルオーケストラ』('23年 日本テレビ系)は門脇麦扮する元天才バイオリニストが田中圭扮する変人のマエストロに無理やり巻き込まれ、ポンコツ市民楽団を変革していくという王道オーケストラもの。
「ハードルの高いクラシック音楽ですが、ユニークな登場人物たちがオーケストラならではの人間模様を描き出し、飽きさせなかった」(山野楽器銀座本店・男性)、「門脇さん、田中さんをはじめ演者のみなさんが半年以上練習を重ねた演奏シーンは何度見ても感動します」(山野楽器イオンモール北戸田店・女性)。
「放送中の『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』の設定がほぼ同じと言われていますが、実は『リバーサル〜』も韓ドラの『ベートーベン・ウィルス〜愛と情熱のシンフォニー〜』とそっくり。
変わり者の指揮者、市職員の元バイオリニスト、ポンコツ市民楽団という組み合わせはデフォルトかも(笑)。
オーケストラものは楽器別にキャラの個性がはっきり描けて群像劇が作りやすい。練習の成果か、俳優陣がすごく様になっていましたよね。『さよなら~』はホームドラマ的な側面が強いので、音楽ものとしては『リバーサル〜』のほうが充実していた気がします」(カトリーヌさん)
もうひとつの3位は『パリピ孔明』('23年 フジテレビ系)。
「内容はもちろん、英子(上白石萌歌)が歌うオリジナル楽曲や『サヨナラCOLOR』などのカバーが本当に素晴らしかった。出演者もアーティストがたくさんいて、音楽ドラマとして最高でした」(タワーレコード浦和店・男性)、
「ライブや歌唱シーンも多く、音楽ファンならより楽しめたと思います。タワーレコード渋谷店で孔明(向井理)がPayPayを使いこなしてるシーンがツボでした!」(タワーレコード新潟店・男性)とショップ店員さんならではのコメントも。
「“がっかりドラマ”といわれることが多かったので、音楽業界ではこんなに評判がよかったんだと胸をなで下ろしました(笑)。レギュラー、ゲスト、カメオ出演と役の大小問わずミュージシャンがこれでもかと登場して、確かに音楽好きにはたまらなかったかも。
オリジナル楽曲『DREAMER』をYOASOBIの幾田りらさんが作詞・作曲するなど音楽面に関してはものすごく力を入れて作られていましたよね」(カトリーヌさん)