投手と打者の“二刀流”で活躍している大谷翔平選手（29）。2024年よりロサンゼルス・エンゼルスから名門強豪球団であるロサンゼルス・ドジャースへ移籍し、2月29日には結婚を発表したことで野球界はお祝いムードに包まれていた。
大谷の専属通訳である水原一平氏の解雇
また、大谷の専属通訳である水原一平氏（39）も同球団に移籍。水原氏は、大谷が渡米前に所属していた日本ハムで外国人選手の通訳をしており、2018年に大谷の渡米とともに通訳として同行。渡米後は通訳だけでなく、車の運転をしたりキャッチボールにつきあったりなど、どこへ行くにも一緒に行動している姿がキャッチされファンからの好感度も高かった。
大谷も水原氏の“内助の功”に対したびたび感謝を口にしており、公私ともにパートナーとして信頼関係を築いていると思われていたが……。
今月21日の朝、水原氏が球団から“電撃解雇”されたことが報道されたのだ。
大谷一行は現在「MLBソウルシリーズ2024」のため韓国に滞在中。20日の開幕戦も水原氏はいつもどおりだったため、突然のクビ宣告に動揺が広がっている。
アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』によれば、水原氏が違法なスポーツ賭博に絡んで多額の負債を抱え、その支払いが大谷の銀行口座から行われたことが判明したという。金額は450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円もの大金だ。
水原氏は20日夜の試合後にドジャースのメンバーにギャンブル依存症であることを告白し、「すべて自分のせいだ」と事前に事情を説明。ESPNの取材にも、
「翔平は賭け事にはまったく関与していない。これが違法だとは知らなかったことを知ってほしい」
「明らかに、彼（大谷）はそのことを快く思っておらず、二度とこのようなことがないように助けてくれると言った。彼は私のためにそれを支払うことを決めた」
と回答。対して、大谷の代理人は「大谷は水原氏に資金を盗まれた」と水原氏の説明とは異なる見解を述べている。
