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ー アスリートの声による支援団体
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ー 「プロに任せな」辛辣な意見も

 鍛え抜かれた手脚、肉体で重機を操り─。今年元日に発生した能登半島地震。現在も避難生活を続けている人は多く、支援が必要な状況が続いている。

「3月17日、サッカー日本代表中田英寿さんらが復旧活動の支援のため石川県珠洲市を訪れました。小型のショベルカーを操作して瓦礫の撤去作業にあたる模様をNHKなどが報じています」(スポーツ紙記者、以下同)

アスリートの声による支援団体

「旅とは人生であり人生とは旅である」

 こんな言葉を残し、サッカー選手を引退した中田。元選手の多くがサッカー界にとどまり、指導者や解説者、スポーツ関連のタレントになるなか、その道を選ばず、多岐にわたる活動を行っている。

「代表的なものでは、日本酒・農業・工芸などの日本文化を伝えるプロジェクトがあります。特に日本酒については'16年よりイベントを開催。中田さんの活動はむしろサッカー界とは距離を置いたように見え、それがフラフラしているようで“旅人”などと揶揄されることも……

 しかし、そんな中田がなぜショベルカーの運転を?

「中田さんは、'23年12月に発足した『HEROs』という、大規模な災害に対する支援団体のアンバサダーを務めています。『HEROs』は、アスリートの声を集めて始まった活動。野球の松井秀喜さんなどもアンバサダーの1人です。中田さんはラグビーの五郎丸歩さんなどと一緒に3月11日に講習を受け、小型車両系建設機械の運転資格を取得。さっそく支援活動としてショベルカーを使った撤去作業を行ったようですね」(スポーツライター、以下同)