目次
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ー 「周回遅れの男」
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ー 政治家としての“功績”

「政治責任は、すべて監督責任者である私自身にある」

 自民党の二階俊博元幹事長(85)が、次期衆院選への不出馬を表明した3月25日。記者会見を開き、自民党の裏金事件で、二階派の事務局長や秘書が立件されたことに対して、冒頭の言葉を述べた。

 これまで事件について沈黙を守ってきた二階氏が、ようやく口を開いたのだが─。

「不出馬の理由が自身の年齢なのか、と質問した記者に“おまえもその年が来るんだよ”と吐き捨て、小声で“バカ野郎”と呟きました」(全国紙記者)

「周回遅れの男」

 よほど腹に据えかねたのか、苦虫をかみつぶしたような顔でそっぽを向きつつ、言葉を吐き出した二階氏。この言葉は小声でも、国民には大きく響いたようだ。

《こんな言葉を吐く人が、政治権力持っていたとは》

《正に老害中の老害》

 といった声がSNSにはあふれた。これまでもたびたび暴言で、世間から非難されてきた二階氏だが、一体どんな人物なのか?

「簡単に言えば、政治の流れで周回遅れの自民党の中でも、もう一周遅れている男です」

 と、ジャーナリストの大谷昭宏さん。