「子役は大成しない」といわれたのはもう過去のこと。好感度抜群でドラマやcmに引っ張りだこの芦田愛菜(19)に、朝ドラ主演俳優の神木隆之介(30)、報道番組でレギュラーを務める鈴木福(19)など、今や子役は未来のスターの登竜門で、ジンクスを覆し芸能界を席巻している。
そこで気になるのが、未来の芸能界を担う次世代の子役たち。はたして“ネクスト芦田愛菜”の子役とは? テレビウォッチャーで漫画家のカトリーヌあやこさんに、注目の子役を聞いた。
今注目の8人の子役!
「今いちばんハネている子役」とカトリーヌさんがまず挙げるのが、永尾柚乃(7)。ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で安藤サクラの保育園時代を演じて話題を集め、cm出演も多数の売れっ子だ。
「今どきというよりひと昔前の日本の子どもといった顔立ちで、存在感がある。『ブラッシュアップライフ』では、保育園児だけど中身は33歳という難しい役を上手にこなしていましたね。
彼女自身のキャラクターも面白くて、事務所の50周年記念パーティーで“50年後、私はすごく有名なタレントさんになっていると思います!”と発言して、周りの大人たちを“おおっ!”とどよめかせたり。正統派からはちょっと外れるかもしれないけれど、破天荒な大物感があります」
もう1人、「永尾さん系列のファニーフェイス」とカトリーヌさんが注目するのが永瀬ゆずな(8)。キッコーマンのcmに綾瀬はるかとおそろいのしょうゆ柄の衣装で出演し、お茶の間の認知度も高い。
「『観察医 朝顔』(フジテレビ系)で上野樹里さんの娘・つぐみを演じてドラマデビューし、“可愛い!”と人気を集めました。
眞栄田郷敦さん主演のNHKドラマ『カナカナ』は不思議な能力を持つ少女・佳奈花役で出演していて、あのときも本当に可愛かった。子どもらしい愛らしさがあり、この魅力があるうちは、かなり出てくるのではないでしょうか」
売れっ子の子役になるために大切なのは、「とりあえずNHKのお気に入りになること」とカトリーヌさん。その1人が落井実結子(10)。
現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』で吉高由里子演じるヒロイン・まひろの子ども時代を演じ、『鎌倉殿の13人』では大泉洋扮する源頼朝の娘・大姫に配役されている。
「落井さんはすごく悲劇が似合う。『光る君へ』では母親が目の前で殺されてしまい、『鎌倉殿の13人』では許嫁を亡くす悲しい役を演じています。
NHKではほかにドラマ『大奥』や『カナカナ』でも大きな役をもらっている。これだけNHKに気に入られていながら、朝ドラにまだ出ていないというのは不思議」