「もちろん、7月に二宮さんの主演するドラマが控えていて、MCを務め続けるのはスケジュール上不可能だった、という要因はあります。ただ、制作サイドとしては“誰かひとりに固定し続けたくない”という思惑があるのではないでしょうか。
あの番組は中居さんと松本さんありきで始まり、松本さんが抜けたことで番組存続の危機に陥りました。今後も視聴者の興味をひくためには、常に話題性を作り続ける必要があって、MCの人選に手を加えているのでしょう。また、特定の誰かの“色”が付きすぎてしまうと、松本さんが戻りにくいという配慮もあるのかもしれません。ムロさんもしばらく経ったら変わるのではという見方が大半です」(制作会社関係者、以下同)
『セクシー田中さん』の問題
毎週放送のレギュラー番組のMCという、撮影スケジュールを抑えるのが困難なポジションでもあるが、それをクリアできたのがムロだったという。
「本来であれば、ムロさんは日本テレビの4月期のドラマで主演を務めるはずでした。ところが、そのドラマは小学館原作の漫画『たーたん』を題材にしており、『セクシー田中さん』の原作者である芦原妃名子さんが亡くなった問題で制作中止になってしまった。
キャスティング済みだったほかの役者のなかには、代替ドラマ『街並み照らすヤツら』に引き続き出演している人もいますが、ムロさんは自ら降板を申し出たそう。つまり、本来ドラマのために抑えられていたであろう約3か月のスケジュールががら空きになったんです」
仕事を失ったムロにとって、『だれかtoなかい』のオファーはまさに“迷ってる余裕もなかった”わけだ。
「制作サイドとしても、ムロさんのような主演級の俳優であれば名が立ちますし、松本さんや二宮さんとは異なるキャラクターとして、番組の新たな化学変化も期待できる。苦しい状況に立たされた両者の思惑が見事に合致したのでしょう」
ムロのMCぶりも気になる一方、いったい彼の後任は誰になるのか……ますます番組から目が離せない。