これに対し、のうか不動産は公式Xにて謝罪し、当該ののぼりを撤収したことを報告した。さらに、4月16日には公式ホームページにて《配慮の欠如を猛省しております》と重ねて謝罪した。
のうか不動産に直撃取材
迅速な謝罪対応ができたにも関わらず、そもそもなぜこのようなのぼりを掲出してしまったのか、のうか不動産の広報担当者に話を聞いた。
「ご指摘のあったのぼりにつきましては、2009年ごろに掲出を開始しておりまして、毎年数か月間、掲出しておりました。広告看板につきましては、2009年ごろに掲出を開始し、2010年ごろに掲出をとりやめております。
時代性やコンプライアンス等考慮せず、10年以上前に制作したのぼりを使用してしまっていたことに関しましては反論の余地はございません。配慮が欠けておりました。弊社の広告物により、ご心証を悪くされたみなさまには心よりお詫び申し上げたいと思っております」
2009年ごろから掲出とのことだが、いったい誰がこの広告コピーを考案したのだろうか。
「いずれの広告物につきましても2009年の本社移転新築時に地元クリエーターに作成を依頼したものです。当方からこのようなテイストにしてほしいと具体的な指示はしておりませんでしたが、提案いただいたものに対してOKを出したのは間違いございません。
弊社では数年前より、LGBTフレンドリー宣言をしており多様性の重視へと舵を切っていたところであります。そういった社の方針と広告表現との間のミスマッチを見過ごしてしまっていたことは恥ずべきであったと猛省しております」
“日本一マメ”を掲げながら、企業のイメージを左右する広告に気を配れなかったとは、皮肉以外の何物でもない。