いずれも本人が発信したわけではないのに、炎上に巻き込まれるという不条理きわまりない状態。この現象に物申したいというのがジャーナリストの当山みどりさんだ。

「“若く見える”は褒め言葉ではない」

「そもそも女性に対して“若く見える”は褒め言葉ではない、ということを声を大にして言いたいです。

 白髪染めでおなじみのホーユーが行った調査でも50代から70代の7割近い女性が《見た目よりも若く見られたい》よりも《年相応に見られたい》と回答しています。年齢など関係なく自分相応でいたい、と考える女性が多いんですね。若く見えたところで、実際は若くないのだから年齢なりの美しさを褒めてほしいと考える女性が多いんです」

「永遠の20代」と評された中島美嘉の投稿(本人のインスタグラムより)
「永遠の20代」と評された中島美嘉の投稿(本人のインスタグラムより)
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 最近では“若見え”発言を悪口だと考える女性も。

「こちらは褒め言葉のつもりで使っていても、“若づくりをしていると思われた” “未熟と思われた”などとマイナスに捉える人が多いというんです。それでママ友トラブルに発展したという事例もネット掲示板などで散見されています」(当山さん、以下同)

 では、どう置き換えれば?

シンプルに“おきれいですね”がいいと思います。ただ、タレントさんにきれいというだけでは記事になりませんから、“若見え”表現を多用する記事は減らないと思いますね」

 タレント本人が“若見え”を発信しているとは限らないことは忘れずに!