井岡一翔のタイトルマッチ戦でも物議
ラウンドガールの存在は、度々賛否を呼んでいる。2022年7月におこなわれた井岡一翔のタイトルマッチ戦では黒いビキニを着たラウンドガールが登場。際どすぎる衣装に《さすがにやりすぎでは》《ボクシングを真剣に見てたのに、一体何を見せられているんだ》との意見も。
「実は、海外でもこの話題が取りざたされたことがあります。元UFCのライト級王者・ハビブ・ヌルマゴメドフは2021年に、《無駄な存在》と痛烈にラウンドガールの存在を否定。これに対し、女性ボクサーで元IBFのバンタム級王者であるエバニー・ブリッジスが《(リングガールの存在は)エンターテインメントの一部》と反論したりと議論になっていました」(前出・スポーツライター)
2021年の『Number Web』では、グラビアアイドル、ラウンドガールとしても人気の来栖うさこに「リングガール不要論」についてインタビューをおこなっている。来栖は《絶対に必要な存在かと言われたら、そうではないかもしれないです》としつつも、《ラウンドガールが、格闘技への入口になることもあると思う》《今の格闘技イベントはグラビアアイドルがラウンドガールをやることが多いんです。それぞれにファンがいるから、格闘技を知る“窓口”になれる》とラウンドガールの意義を語っていた。
さまざまな意見はあるものの、ラウンドガール当人たちはプロ意識を持ってリングに華を添えているようだ。