女性の扱いは劣悪
見てくれは豪華な“娼館”だが、女性の扱いは劣悪だった。食事は朝と夜の2回だけ。果物とフレークの朝食と、夕飯はハンバーガーのみ─。
「11時に起床し、売春宿へ移動。出勤確認が終わると12時から深夜0時まで12時間働かされ、就寝は深夜の2時ごろ。ホテルの部屋にはベッドと小さなデスクのみで、テレビはなかったそうです」
世話係はママで、客はほとんどが当日に決まるという。たまに予約が入るが、当日まで教えてもらえなかった。
「プレイは日本のソープに近くて、ゴムをつけての本番。客からチップをもらうように、中国人ボスから命じられたそうですが、チップを払ってくれる客はほとんどいなかったと嘆いていました」
客のほとんどが中国人で、中には巨漢の黒人や、でっぷりと太った中年の白人もいたという。その約半数は薬物中毒者にも見えたそう。
「売春宿にいる中国人のボスが各部屋にカメラを設置して、監視も行っていたそうです」
そんな環境で必死に“お務め”を果たし、14日間の海外出稼ぎが終了したミホさん。
逃げるようにロスを離れた彼女だが、日本に帰国するまで、当局に踏み込まれるのではという恐怖に怯えていたという。肝心の稼ぎは、帰国してからの振り込みだったが─。