「エビのチャンピオン」

3:富山の白エビ団子

 明治44年創業の老舗和食料亭『松月』で味わえる、白エビの『福団子』。富山湾の宝石・白エビを丁寧に手でむいて、200匹分の身をたたき、片栗粉と塩で団子に。

「最初に来る濃厚なエビの香り。そしてプリプリの食感。エビを食べた満足感が200匹分、一気に来ますよ!」

 一度食べると毎年食べたくなる魔力がある、と平田さん。なにしろ手がかかる料理、大名気分を味わえそうだ。平田さんの妻も富山旅行の思い出では“アルペンルートよりよかった”と絶賛したそう。富山のおもてなしの底力を感じる逸品だ。

“海の貴婦人”ともいわれる白エビ。贅沢に200匹分を団子に!
“海の貴婦人”ともいわれる白エビ。贅沢に200匹分を団子に!
【写真】平田さんの大親友・宮根誠司もお気に入り『たなか』の柿の葉寿司

4:鳥取のモサエビ

「エビ好きの私が、エビのチャンピオンやと思ってる」 

 それがモサエビだ。ガスエビ、泥エビとも呼ぶが、正式名称はクロザコエビという。

「現地の新鮮なものは透明。甘くてめっちゃうまいです」

 特におすすめは陶板焼き。

「団扇(うちわ)のようにきれいにエビを並べて焼く。水分が多いから、塩焼きにすると甘さが凝縮されて、一段とうまみが増しますよ」

 幻の味は“境港あたりの道の駅”で買えるとのこと。鮮度の劣化が早いことで、知られざる存在のモサエビ。自分の舌で、その幻の味を確かめてみたい!

「殻をむいて生でも甘いし、煮ても焼いてもうまいッ!」(平田さん)
「殻をむいて生でも甘いし、煮ても焼いてもうまいッ!」(平田さん)

5:広島のおむすび

「このおむすびは“広島県人の誇り、命”。みんなが大好きな『むすび むさし』は握り具合が最高、米の一粒一粒が立っているんですよ。弁当の惣菜も一つも手抜きなし!関東で言うたらシウマイ弁当みたいに完成されてますね」

 ツアーでは新幹線の広島駅でこの弁当を積み込むことも。『若鶏むすび弁』1100円、おむすびと鮭が入った『銀むすび』580円、いずれも庶民の懐に優しい。「みんな大好き 野球はカープ むすびはむさし」が、むさしのキャッチフレーズだ。

それぞれの品の完成度が完璧!「枝豆さえフレッシュなんです」
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